■レクサスRC-Fはサーキットで高いパフォーマンスを発揮
レクサスRC Fは、サーキット走行においてより高いハンドリング性能を実現すべく、ボディ剛性配分を見直し最適化したほか、Dレンジにおけるパドルシフト変速制御を改良することで、さらに“F”らしい走りを追求した。
レクサス・インターナショナルの 開発担当 小林 直樹氏によれば、「ISに続いて、同じFRであるRC、RC Fの開発に携わってまいりました。今回発表のRCとRC Fは舵の効きや正確性の向上といった車両性能の進化を図るべく、ISの技術展開であるホイール締結をナットからハブボルト化する事を起点にアブソーバーやEPSを最適化しました。
RC Fはバネやスタビライザー、ボディ剛性に至るまで最適化し、回頭性と乗心地を大幅に向上させています。RCは街乗り、RC Fはそれに加えサーキットといった様々な舞台で、FRのクーペらしく、ドライバーの描くイメージどおりに駆け抜ける走りの楽しさを是非ご体感ください」とのこと。
■単眼カメラとミリ波レーダーで安全を確保
マルチメディアシステムは直感的な操作が可能なタッチパネル式のディスプレイを採用し、ドライバーの操作性を向上している。ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インストルメントパネルアッパーのデザインを刷新。
「Lexus Safety System」は単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大。昼間の自転車運転者や夜間の歩行者、交差点右折前に前方から来る対向直進車、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になった。
加えてドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加。同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識にAI技術を活用することで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現した。
自動車専用道路などにおいて設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加するなど、進化項目は多岐にわたる。
一部改良を受けた新型レクサスRCの価格は581万4000~735万2000円(税込)、RC Fは1058万~1455万円(税込)となっている。
【画像ギャラリー】大幅な進化でさらに魅力的になったレクサスRCとRC F(19枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方