新型レガシィ 北米で世界初公開!! 消えるスバル製フラット6

新型レガシィ 北米で世界初公開!! 消えるスバル製フラット6

■日本市場デビューは2020年春か

2019年2月8日、スバルは本日プレスカンファレンス(記者発表会)を実施した米シカゴオートショーにて、新型レガシィ(北米仕様/セダンのみ)を世界初公開した。

シカゴで世界初公開されたスバルの新型レガシィ。今回はセダンのみの発表。デザインはキープコンセプトだが高級感は増しているように見える

今回出展されたレガシィは北米仕様で、「2019年秋頃から市販開始」とアナウンスされており、日本市場での登場は2020年初頭になるもよう。また上記のとおり今回公開されたのはセダンのみで、SUV仕様であるアウトバック(日本名:レガシィアウトバック)は発表されていない。

こちらは新型のリアデザイン。「大人のセダン」といったたたずまいで、かつてモータースポーツで活躍していたイメージとはかなり遠くなった

こちらは現行型レガシィB4(セダン)。現行型のほうがややシャープな印象

今年、デビュー30周年を迎えるレガシィは、日本より一足先に北米市場にて7代目へとフルモデルチェンジすることになる。

■早ければ今秋の東京モーターショーで見られるか⁉

新型の主なトピックスは2点。ひとつはエンジンラインアップだ。

新型レガシィに搭載されるのは2.4L直噴ターボと2.5Lガソリンエンジンの2タイプ。ともに水平対向4気筒で、今回のフルチェンジにより(従来型のレガシィ北米仕様にあったEZ36型のフラット6はカタログから落ちて)スバルの量産車ラインアップから6気筒エンジンが姿を消すことになる。

少し寂しい気もするが、製造維持コストを考えると「これまでよく作ってこれたな…」とも思う。これで水平対向6気筒エンジンの量産モデルを持つのはポルシェのみとなった。

高級感を前面に押し出しているインパネと室内。センターコンソールにある巨大な縦型タッチパネルが目を引く

2点目はセンターコンソールに設置された、巨大な11.6インチFull HD縦型ディスプレイ。まるでiPadを埋め込まれたようなデザインで、もちろんタッチパネル採用。Apple CarPlay、Android AutoTM に加え、SUBARU STARLINKを拡充し、愛用のスマホと連携することで普段スマホを使っているような感覚でドライブアプリを利用できる。さらに緊急通報などは、従来からの安全機能に加え、Wi-Fi hotspotやリモートエンジンスタートなどの機能で利便性を充実させたテレマティクスサービスを提供する。

こうした装備を見ると、北米でのレガシィは(BMW5シリーズやボルボS60あたりと競合する)「高級ブランド」なのだということが実感できる。

もちろん安全装備も充実しており、先進安全技術パッケージ「アイサイト」を全車標準装備。米国仕様としては初めて車線中央維持制御・先行車追従操舵制御(アイサイト・ツーリングアシスト)を採用している。

世界初公開の場所をシカゴに選んだ7代目レガシィ。販売比率の多くが北米であるだけに、企業戦略としてはアメリカを中心にプロモーションしていくのは当然なのだが、レガシィ登場30周年という節目でもあり、ちょっと寂しい。早く日本でも見てみたい

前述のように、新型レガシィは北米で今年秋、日本では来年早々に発売となりそう。デザインはキープコンセプトだが、実際に見るとどうなのか。今年秋の東京モーターショーには出展されるだろうから、そこでぜひ実物を見てみたい。

【新型レガシィ(北米仕様/セダン)主要諸元】
■ボディサイズ
全長×全幅×全高 4840 × 1840 × 1500 mm
ホイールベース 2750 mm
最低地上高 150 mm

■エンジン
FA24型 2.4L水平対向4気筒 DOHC 直噴ターボ
FB25型 2.5 L水平対向4気筒 DOHC直噴
排気量 2387cc、2498cc
ボア・ストローク 94 × 86mm、94 × 90mm
出力 260hp / 5600rpm、182hp / 5800rpm
トルク 277lb-ft / 2000-4800rpm、176lb-ft / 4400rpm
燃料タンク容量 70L(18.5gal)

■トランスミッション
リニアトロニック

■駆動方式
シンメトリカルAWD

■タイヤサイズ
225/55 R17、225/50 R18

■乗車定員
5名

■価格
(未発表)

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