■魅力その3:安全装備や通信機能も充実!
装備では安全装備が進化した。新型では、先代型の機能に加えて、低速時の衝突を防ぐ近距離衝突軽減ブレーキ、急発進事故を防止する急アクセル抑制機能も加わった。
マルチビューカメラシステムも、メーカーオプションとして用意されている。今日の新型車を購入する大切な価値として、安全性の向上があり、新型N-BOXも安全装備を進化させた。
快適装備では通信機能が加わる。スマートフォンも含めて、さまざまなソフトウェアを使えるようになった。
そして新型N-BOXでは、走行性能や乗り心地にも期待できる。先に述べた通り、エンジンやプラットフォームは先代型と共通だが、熟成を図ることが可能になるからだ。
一般的に、プラットフォームを刷新すると走りや乗り心地が進化すると言われるが、実際には粗さが生じることも多い。
例えば先代プリウスは、発売時点でプラットフォームを刷新したが、後輪の接地性などの走行安定性と乗り心地では改善の余地を残していた。そこをマイナーチェンジで改善して、現行型にフルモデルチェンジされると、走りの水準をさらに引き上げた。
■魅力その4:同じプラットフォームを使い続けることでより熟成!
新型N-BOXも、プリウスに似た熟成を図る可能性が高い。プラットフォームは、時間の経過に伴って解析が進み、潜在的な能力を引き出すことが可能になるのだ。この進化が商品力を高める上で大切になる。
新型N-BOXは、冒頭で触れた通り、注目度がいまひとつ盛り上がらない。それは外観の変わり映えがせず、インパネは一般的なデザインに変わり、ハイブリッドやSUV風のグレードも用意されないからだ。
その代わり、従来型の路線を踏襲しながら、不満な点を改善するフルモデルチェンジを行った。日常生活の中で使われる軽自動車では、このような地道な進化こそ、ユーザーのメリットに結び付く。
新型N-BOXは、販売を開始しても、売れ行きが急増することはないだろう。その代わり発売から時間が経過しても売れ行きを落とさず、N-BOXはますます日本の生活に溶け込んでいくに違いない。
【画像ギャラリー】じっくり熟成でコツコツ進化!! ルックスはそのままでさらに使いやすくなった新型ホンダ N-BOX(32枚)画像ギャラリー
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