次期型日産 エルグランドが2023年10月26日〜11月5日に東京ビッグサイトで行われる「ジャパンモビリティショー2023」に登場する!! トヨタ アルファード/ヴェルファイアに挑む「元祖高級ミニバン」の内容に迫る!
※本稿は2023年7月のものです
文/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年8月26日号
■新型エルグランドがジャパンモビリティショー出展決定!
開発中と言われながら、このところ情報が途絶えていた次期エルグランドだが、「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」(旧東京モーターショー)への出展が決まったという一報が飛び込んできた。
ベストカーが次期エルグランドの存在をキャッチしたのは2020年夏頃。「元祖高級ミニバン」でありながら、近年はアルファード/ヴェルファイアの大攻勢に押されっぱなしの状況を打破すべく、フルモデルチェンジを果たすというものだった。
しかし先述のとおり、ここ数カ月は情報が途絶え、計画が頓挫した可能性もあると思われていた。それだけにこれは嬉しい話。やはり開発は進んでいたのだ。
JMS2023に出展されるのはモックアップモデルという情報だ。まずはデザインを公開するということだが、それだけでも購入意欲をそそられることは確実。最近の日産車のデザインにはハズレがなく、次期エルグランドも素直に「かっこいい!」と思える仕上がりになっているはずだ。
全体的にボクシーなフォルムで、フロントマスクは4月の上海モーターショーで公開された「パスファインダーコンセプト」に近いという情報。つまり、新型セレナにも似ているということで、日産のミニバンはフロントマスクのイメージを統一させてくるのかもしれない。
■パワーユニットは!? 発売はいつ!? すべてはJMS2023で明らかに!!
気になるパワーユニットだが、e-POWERを使ってくるのは確定している。エクストレイルに搭載されている直3、1.5L可変圧縮比ターボのKR15DDTエンジン(144ps/25.5kgm)を発電専用に使うユニットで、モーターのみで駆動する。
エクストレイルの場合、フロントモーターは204ps/33.7kgm、リアモーターは136ps/19.9kgmで、次期エルグランドも同様のスペックで、FFと4WD(e-4ORCE)を設定することになるだろう。
パワーユニットにe-POWERを使うのは想定内だが、実は電気自動車(BEV)もラインナップに加えるという情報もあるのだ。
これまでひとつのクルマでe-POWERとBEVを同時に設定することはなかったが、次期エルグランドがその初めてのケースになる可能性がある。
ベストカースクープ班に入っているのは「検討中」という情報で未確定だが、今の時代、同一車種でハイブリッドとBEVの両方を設定するのはめずらしいことではない。BEVも用意するなら、アリアのシステムを使うことになりそうだが、そのあたりもJMS2023で明らかになる。
次期エルグランドの正式発表は2024年春〜夏くらいと思われる。絶対王者アル/ヴェルに真っ向から挑むことになるが、日産社内では「これで一矢を報えなければ、エルグランドは終わる」という声もあるらしく、まさに「最後の挑戦」ということになる。
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