■ロングセラーカー用品 足回り編
アルミホイールは少し特殊な事情がある。それはデザインに流行があることに加えて、同じものが巷にあふれるとオリジナル性が薄れるので、一定数を製造すれば新製品と入れ替えるなどといったことである。だから、なかなかご長寿グッズは現われにくいのだ。
が、そのようななかで「BBS LM」や「レイズ TE37」は異色の存在といえよう。どちらもシンプルかつ飽きのこない秀逸なデザインながら“進化”も注入。ブランド力がハンパない。クルマ好きにとってあこがれの存在であることが、息長く続いているゆえんであろう。
非金属チェーンは技術の進化が著しいので、新たなブランドが次々に現われては消えていった。チェーンとしての性能の高さ、取り付けやすさ、乗り心地のよさに加えて、デザイン性を併せ持っていたことで、「バイアスロン」は長くユーザーに愛され続けてきたのである。
タイヤの洗浄艶出し剤「ノータッチUV」はクリンビューブランドを使用したことで、地味な商品ながらユーザーの認知を得ることに成功。タイヤに直接触れなくてもOK(つまり「ノータッチ」)というネーミングもすばらしい。
「タイヤウェルド」は利便性の勝利。修理剤とエアを同時に充填するというアイデアが、不動の地位を得る決定打になったといえよう。
◆編集部オススメの逸品!│タイヤウェルド
■ロングセラーカー用品 インテリア編
芳香剤は一定時期がきたら必ず取り換える消耗品。この時、車内の雰囲気を変えてみたくて、違う商品を買い求めるユーザーが結構多いのだ。だから、このグッズは寿命が短いものが多くなる。
ところが、「ポピー」は発売以来ほとんどその姿を変えていない。漫才師・オール阪神・巨人のCMによって、知名度が一気に向上した、ブランディングの典型的な成功事例である。
◆編集部オススメの逸品!│ポピー
それまでドアにかけるタイプしかなかったドリンクホルダーに、エアコン吹き出し口取り付けタイプが現われた時は、大きな話題に。車内で冷たいものが手軽に飲めるというのは、まさに画期的な出来事だった。
その後、さまざまなデザインや付加機能を持つものが次々発売されたが、「A/Cホルダー」はほとんどそのデザインを変えていない。発売当初から、完成度の高いグッズだったということだ。
■ロングセラーカー用品 潤滑剤編
潤滑スプレーの代名詞ともいえる「5-56」。地味な商品だが、長い間に培ったブランド力がユーザーの信頼につながっている。
無臭タイプもあるが、発売以来変わらない臭いが安心感を与えてくれる。ただし、沖縄県ではアメリカの影響が強かったために、同じくご長寿グッズ「WD-40」という商品の支持派が多い。
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