【ありがとうマークX】生産終了までの51年の軌跡と後継車の行方

■今後、マークXの後継車は登場するのか?

 イベントを終えたあと、二之夕工場長、友原CEの談話があった。

「現在、元町工場が担っていた車種のうち、エスティマの生産終了に続き、マークXも生産終了となります。時代の流れについていくため、自動車メーカーとして変わっていかねばならない時が来ています。エスティマは、上級移行となるアルファード/ヴェルファイア、そしてミドルクラスのノア/ヴォクシー/エスクァイア3兄弟へと、バトンを繋ぐことができたため役割を終えました。

 マークXはレクサスの台頭によって、中途半端な立ち位置となってしまったのは事実です。今の時代に即した、新たな1台の生産へ移行したいとトヨタ社員一同が考えています。元町工場は、その時代の需要に即したクルマつくりをこなせるだけのポテンシャルがあります。

 先ほどのイベント中でも冗談話として飛び出しましたが、仮に、マークE(※マークXのEV版を作りたいという工場従業員さんの願い)なるものが出てきても、受け止めることができます。まだその話はないですが」

とのこと。

 結局、「マークXの後継車はあるのか」、その答えは具体的には示されなかった。おそらくそうした計画はまだ、この場にいた誰も知らないのだろう。国内販売をけん引するトヨタだが、販社統合で車種半減し、全車種併売化をするなど、今まさに変わろうとしている。

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