エンジンオイル エアコン スリップ…… ジメジメ 滑る 梅雨の時期こそ気をつけたい! やるべきメンテとは

滑りやすいこの時期こそ、タイヤの溝と空気圧を再確認!

路面にしっかりとタイヤが喰いついていないのなら事故の危険性もかなり高まる。梅雨の時期、最も気を付けたいのはハイドロプレーニング現象だ(Gina Sanders@Adobe Stock)
路面にしっかりとタイヤが喰いついていないのなら事故の危険性もかなり高まる。梅雨の時期、最も気を付けたいのはハイドロプレーニング現象だ(Gina Sanders@Adobe Stock)

 雨の日のスリップ事故を防ぐには、十分な溝と適正空気圧が命綱。スリップサインが出ていないかチェックし、空気圧も季節ごとに調整を。特に気温差が激しい時期は要注意。またハイドロプレーニング現象がよく起きる。

 ハイドロプレーニング現象とは、路面の水をタイヤが排水しきれず、水の上にタイヤが“浮いてしまう”状態のこと。こうなるとブレーキを踏んでも効かないし、ハンドルを切っても曲がらず大きな事故につながってしまう。

 では、どういう条件だとこのハイドロプレーニング現象が起きるのかというとやはりタイヤの溝が原因だ。タイヤの溝は新品で8mm程度だが、これが3mm以下になると排水性能が大きく低下。とくに時速80km以上で走行中の高速道路では、そのリスクがグッと上がる。

 首都高速道路によると、2023年度の雨天時における死傷事故の件数は、晴天時の約4倍。施設への接触事故は、なんと約7倍にも増えているという。雨が運転に与える影響がいかに大きいかがわかる数字だ。

 事故の主な原因は、やはりスリップ。濡れた路面ではタイヤのグリップ力が落ちるうえ、ブレーキを踏んでも止まりにくくなる。また、視界が悪くなって歩行者や周囲の車両が見えづらくなり、判断が遅れることもある。

編集部まとめ

 梅雨の季節、特に最近の傾向としては、梅雨の合間に真夏日が多く発生することもあって、クルマにとってはダメージを受けやすい季節。高温多湿で、エンジンやエアコンが痛みつけられてしまうからだ。

 7月、8月の酷暑日が来る前のこの季節に、備えあれば憂いなし的に、メンテナンスを行いたい。

 

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