滑りやすいこの時期こそ、タイヤの溝と空気圧を再確認!
雨の日のスリップ事故を防ぐには、十分な溝と適正空気圧が命綱。スリップサインが出ていないかチェックし、空気圧も季節ごとに調整を。特に気温差が激しい時期は要注意。またハイドロプレーニング現象がよく起きる。
ハイドロプレーニング現象とは、路面の水をタイヤが排水しきれず、水の上にタイヤが“浮いてしまう”状態のこと。こうなるとブレーキを踏んでも効かないし、ハンドルを切っても曲がらず大きな事故につながってしまう。
では、どういう条件だとこのハイドロプレーニング現象が起きるのかというとやはりタイヤの溝が原因だ。タイヤの溝は新品で8mm程度だが、これが3mm以下になると排水性能が大きく低下。とくに時速80km以上で走行中の高速道路では、そのリスクがグッと上がる。
首都高速道路によると、2023年度の雨天時における死傷事故の件数は、晴天時の約4倍。施設への接触事故は、なんと約7倍にも増えているという。雨が運転に与える影響がいかに大きいかがわかる数字だ。
事故の主な原因は、やはりスリップ。濡れた路面ではタイヤのグリップ力が落ちるうえ、ブレーキを踏んでも止まりにくくなる。また、視界が悪くなって歩行者や周囲の車両が見えづらくなり、判断が遅れることもある。
編集部まとめ
梅雨の季節、特に最近の傾向としては、梅雨の合間に真夏日が多く発生することもあって、クルマにとってはダメージを受けやすい季節。高温多湿で、エンジンやエアコンが痛みつけられてしまうからだ。
7月、8月の酷暑日が来る前のこの季節に、備えあれば憂いなし的に、メンテナンスを行いたい。

コメント
コメントの使い方