N-BOXは人気に陰り?
このままいけば、新型ムーヴはN-BOXを抜き、軽自動車の年間販売台数1位になるのか、心配になってしまうが、このあたりについてはN-BOXの年間王座は揺るがないと思う。2025年1~12月の暦年新車販売台数は、前述したとおり、1~10月はN-BOXが16万9586台、ムーヴが10万2531台と、あと2か月でムーヴがN-BOXを抜いて年間1位になるのは難しい状況だ。
N-BOXが販売不振に陥ったというのは大げさで、新型ムーヴの伸長が目立ったというのが正しい認識だろう。
ただし2023年10月に現行型の3代目へフルモデルチェンジされてからは、売れゆきが伸び悩んでいるのはたしか。2024年のN-BOXの新車販売台数は20万6272台と前年度に比べて12%減。2025年はあと2か月、2万台ずつ売っても20万台レベル。年間1位は安泰だが快進撃とはいえなくなっている。
N-BOXの販売が踊り場になっている状況について販売店に聞いてみた。
「人気に陰りが出てきたというのはあまり感じません。カスタムのデザインが大人しくなったという声はよく聞かれますが、JOYも人気ですし、販売台数が4位になったのは一時的なものではないでしょうか」。
N-BOX対ムーヴの販売台数対決、今後の展開に注目していきたい。

コメント
コメントの使い方ムーヴはとても優等生で、全方位隙がなく、それでいて安い、というか同等の全部入りライバルたちが割高。
消費者に選ばれるのは当然だと思います。他でもない自分の財布を薄くして買う、厳しい目にはブランドだけでは耐えられない