新車の納期はいつごろになるのか
昨年末から今年初めにかけては有力な戦略ニューモデルが相次いで登場している。トヨタ・ヤリス、ライズ、ホンダ・フィット、日産・ルークス、スズキ・ハスラー、三菱・eKクロススペース/eKスペース、ダイハツ・ロッキーなどである。
殆どの車種は好調な受注推移を見せており、契約後の納期は、3~4か月になっている。
こうなるとこの決算セールで受注台数は多数に上っていても登録・届出が出来ず、バックオーダーを抱えた状況になっている。せいぜい日曜出勤や残業での増産対応にとどめているメーカーが多い。なぜだろうか。
工場のラインを組み替えた本格的な増産に取り組むとその後の鎮静化の発生で投資が無駄になる恐れがあるためと思われる。
この背景にあるのは新型コロナの影響が影を落としているといえる。今後にさらに加速するであろう、販売不振に備えなければならないという思いがあるといえる。
新型コロナウィルスによる新車販売の影響はいかに
全体的な新車販売は2月までに5ヶ月連続のマイナスであり、最近では10%以上もの激減状態にある。今後は新型コロナウイルスがさらに蔓延するほど減少幅が大きくなる可能性がある。
それでも販売店各社は新車を1台でも多く売らなければ収益がダウンし、経営が立ち行かなくなるとの恐れを感じるので増販に躍起になっているのが実情である。
新車を購入するユーザーにとっては逆に買い時のチャンスである。車両本体、オプション&付属品の両値引き、下取り車の売却額上乗せなどで有利な条件が引き出し易くなっている。
年間で最も新車が安く買える3月の決算セールが過ぎて、4月に入っても激安で買える状況が続きそうな趨勢になることが予想される。
※証言:1首都圏トヨタ系列店営業担当者
全体的に新車販売が低迷しているのは、新型コロナウイルス蔓延の影響で、お客さんの動きが鈍くなっているためだろう。
ただトヨタの場合は5月から全車全系列店併売になり、3月下旬から兄弟車を中心に全系列店併売前の受注はスタートし扱い車が格段に増えるので、厳しい中にあっても期待感はある。
あまり販売台数を増やそうとせず、収益重視で対応し、嵐が過ぎるのをじっと待つような姿勢で臨みたいと考えている。
幸いこの時期はライズ、ヤリス、ハリアー、RAV4 PHVなど新型車が多いので、新型車効果で乗り切りがし易くなっている。
※証言:2首都圏日産店営業担当者
まだ新型車が少なく、古いモデルが多い状態だから、決算セールは苦戦を強いられている。
ノート、セレナ、エクストレイルの主軸モデルを中心に多少条件を崩さないとますます売れなくなっている。新型車が出揃うまでじっと我慢しなければならない状況が続きそうだ。
※証言:3 首都圏ホンダカーズ営業担当者
好調に売れているのは新型フィットだけだから、状況は厳しい。新型コロナウイルス蔓延の影響で来店者は極端に減っている。
フィット以外のフリード、ヴェゼル、ステップワゴンの主軸モデルを中心に低金利の残価設定クレジット、オプションサービス、買い得車設定などで当面は乗り切って行くしか手はないと見ている。
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