■「観光立町としてはまさに身を切る思い」
2020年4月23日、神奈川県箱根町と小田原市の各町長・市長、各観光協会長は合同で記者会見を開き、「今は、観光に来ないでください」と異例の呼びかけを実施した。
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「今、小田原・箱根への観光はお控えください、というメッセージは、観光立町としてはまさに身を切る思い」(山口昇士・箱根町長)と、緊急事態宣言が全国で発令されるなかで不要不急の外出を控え、ゴールデンウイークも観光は控えてほしいと会見で語った。
小田原市、箱根町を含む6つの市と5つの町は、緊急事態宣言後も休日は県外からのクルマや人で混雑しており、「住民から不安の声が寄せられている」として、対策を求める要望書を4月22日、神奈川県に提出している。
今回の会見を受け、黒岩祐治神奈川知事は、「今は神奈川に来ないでください。海には立ち入らないように、といった看板を、ずっと沿岸に並べていく」と語っている。
箱根や小田原といえば、首都圏に住むクルマ好きにとってはドライブの聖地。公共交通機関に比べると、自家用車での移動は新型コロナウイルスの感染拡大可能性は低いものの、到着地(目的地)で混み合ってしまえば「クラスター」が発生する可能性は高まる。
せっかくのゴールデンウィーク、不安なニュースが続くなかで鬱々とした気分を解消するためにドライブに行きたい…という気持ちも重々わかるが、ここは我慢のしどころであり、皆さまのご協力を求めたいと思います。
文:ベストカーWeb編集部 写真:Adobe Stock/YATA!
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