ディーゼルといったら、低回転域からモリモリと出てくる強烈なトルク! 一度乗ったらやみつきになること間違いなしなわけだが、そんなディーゼル車で楽しいパワフルなクルマはどれなのか。自動車評論家 国沢光宏氏がぶっちゃける!
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※本稿は2020年4月のものです
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年5月10日号
■総合1位から5位まで輸入車が独占!BMW強し!
今までに乗ったディーゼルで圧倒的な楽しさを持っていたのは、350psを発揮する3L 6気筒を搭載したアルピナD3だった。こらもうディーゼルのわりに凄い、というレベルじゃあない!
●BMWアルピナ D3 BITURBO
最大トルクなんか7000ccのガソリンNAエンジンと同等の700Nmもある! 加えて超滑らかなストレート6であります。絶品というしかありません。
D3と同じエンジンを326psへデチューンして搭載しているアルピナD5も素敵でしたね!
●BMWアルピナ D5 S BITURBO
メルセデスの新世代3Lストレート6を搭載するS400dはスポーティでこそないものの、Sクラスらしい充分なパワーを持つ。何度乗っても「いいな!」と思う。
●メルセデス・ベンツ S400d
そしてアルピナに搭載される3LのベースになっているBMWの6気筒を積むX5だって負けていない。
4気筒ディーゼルのなかではボルボV40 D4が群を抜いて速い! しかも純正ロムチューンを入れると200ps/440Nmになります。
V40 D4、明らかにオーバースペックのエンジンだと思う。スタートで全開するとホイールスピンする!
日本勢は総合6位のマツダ6が最上位。というか、日本で欧州車と比較できるスペック持つのはマツダの2.2Lのみ。
そのなかで最も軽いボディに搭載されているのがマツダ6といった具合。
●マツダ マツダ6(旧アテンザ)
絶対的な出力などはヨーロッパの2L勢と同等ながら、ディーゼルで唯一マニュアルを選べるのが嬉しい点。
マツダ3はモデルチェンジで2.2Lエンジンを落としたのが(燃費規制をクリアできないため)、まっこと残念です!
■国産車上位5車
1位…マツダ MAZDA6
2位…マツダ CX-5
3位…マツダ CX-8
4位…マツダ MAZDA2
5位…トヨタ ランドクルーザープラド
■輸入車上位5車
1位…BMWアルピナ D3 BITURBO
2位…BMWアルピナ D5 S BITURBO
3位…メルセデス・ベンツ S400d
4位…BMW X5 35d
5位…ボルボ V40 D4
■最終結果
1位…BMWアルピナ D3 BITURBO
2位…BMWアルピナ D5 S BITURBO
3位…メルセデス・ベンツ S400d
4位…BMW X5 35d
5位…ボルボ V40 D4
6位…マツダ MAZDA6
7位…BMW 320d
8位…ボルボ XC60 D4
9位…BMW 523d
10位…マツダ CX-5
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