【ジュークら登場!】地味で売れてないけど!! “いい”と言える国産車5選

【ジュークら登場!】地味で売れてないけど!! “いい”と言える国産車5選

 販売台数が少ないと、自動車メディアも自動車メーカーも、そして自動車ファンたちも、あまり話題にすることがなくなっていきます。

 新車としてデビューした時はあんなにチヤホヤしたのに……事前情報で盛り上げて、発表会で騒いで、試乗記でワクワクしたのに……。

 次々に新型車が登場する手前、それはある意味しかたないことなのですが、それでも、売れていないからといってその車の価値が下がるわけでも、性能が低下したわけでもありません。

 本企画では、2017年6月の月販台数が三桁で、さらにここしばらく(本誌でもWebでも)めっきり話題にのぼることが少なくなった、それでもいい車を5台集めてご紹介します!

文:ベストカーWeb編集部


【スズキ イグニス 6月販売台数/960台】 

 世界的なヒットとなっているクロスオーバーSUVのコンセプトをコンパクトカーに持ち込んだ非常にスズキらしい意欲作。

イグニス
イグニス

 2015年の東京モーターショーに出品された時は、多くの有識者が「これはイケる」と言っていたのを本企画担当は覚えています。それもそのはず、ワンサイズ小さいハスラーは大ヒット真っ最中でしたし。

 それでも他のコンパクト勢、フィットやアクアに比べると苦戦中です(そのフィットやアクアはSUVっぽいグレードやオプションを新設定したというのに……)。頑張れイグニス。

 個性的なスタイルが大好きです! 138万2400円〜177万8600円。

【三菱 ミラージュ 6月販売台数/312台】 

ミラージュ
ミラージュ

 月販960台のイグニスで「苦戦している」と書いてしまった手前、312台しか売れていない(しかも同カテゴリー)ミラージュにどう声をかけていいのかと切なくなるのですが、いい車です。いい車なんですよ本当に。

 1.2Lの直3エンジンとCVTが組み合わされて、ベースグレードの「M」が138万240円、上級装備の付いた「G」で148万5000円。

 ヴィッツやフィットとのガチンコ勝負となるんですが、2015年12月にマイチェンして顔が変わっていて、キリッとした個性的なマスクになっています。「こういうのいいね」という人にぜひ!

【マツダ ビアンテ 6月販売台数/209台】

ビアンテ
ビアンテ

 初登場時(2008年7月)には「歌舞伎の隈取りみたいだ」と言われたフロントマスクですが、昨今の「顔が派手系ミニバン」のパイオニアであり、今もよく見るとかなりソリッドなデザインを持っています。

 この手のミニバンの顔って「押し出し」も大事だけど「斬れ味」みたいなのも欲しいよね、そういう人向けの車です。

 2013年5月のマイチェンでSKYACTIV-G(2Lガソリン)とSKYACTIV-DRIVE(高効率6速AT)を搭載していて、走行性能はバッチリ折り紙付き。

 何よりビアンテ、年内で生産中止が決まっています。急ぎましょう! 234万3600円〜291万600円。

【日産 ジューク 6月販売台数/397台】

ジューク
ジューク

 同カテゴリーのホンダ・ヴェゼルが大ヒットしており、さらにそれを華麗に追い抜いていく勢いのトヨタC-HRと、このコンパクトSUVというジャンルごとが

 「わが世の春」を謳歌しているはずなのに、そのパイオニアである日産ジュークがこの企画に登場とは。思わず販売台数を二度見しました。マジかよと。マジでした。

 2010年6月の発売なので、早7年超。マイチェンや一部改良を実施していて、直近は2016年7月にオプションの追加設定等を実施した一部改良。

 もうちょっと本格的に手を入れれば、もっと売れるはず。何よりNISMOバージョンがいいんですよね。今もかなり本気でいい車だと思ってます。e-POWERを設定すればいいのになぁ。197万5320円〜346万8960円

【トヨタ アイシス 6月販売台数/195台】

アイシス
アイシス

 先日偶然、親戚に「アイシスってどんな車?」と言われたことがありまして、「デビュー時はガイアの後継車といわれていましたが、新型車です。

 ウィッシュの兄弟車で一部ラウムの技術が使われています」と言ったらポカーンとされました。

 そこそこ車好きの親戚だったのですが……。

 ともあれ、「あのあたりのジャンル」がいま丸ごと存在感を失っている、ということですね。その筆頭がアイシス。

 走行性能と使い勝手のバランスをうまく両立しているいい車なのですが、近頃は「どっちかに特化しました」という車のほうがウケがいいようです。

 それでもじっくり使えばいい車であることは揺るぎません。2016年4月に一部改良を実施。199万145円〜257万6291円。

☆    ☆    ☆

 いかがでしたでしょうか。原稿書いてて「うわー久しぶりだなあ……元気だったか……ぼくは元気だよ」と思わずしんみりするような車たちでした。

 どれも新車紹介を書いた記憶があります。特徴的なデザインや技術、コンセプトを持っており、たくさんのオーナーたちを幸せにしてきた車です。乗ってみればきっと、皆さんにとっての「いいところ」が見つかるはずです!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!