2017年2月に新型NSXを発売したホンダだが、今度のモーターショーではS2000後継車&S1000のコンセプトモデルがダブル出展されるのではないか、という噂が流れている。
これが事実なら、ホンダはさらなるスポーツ路線回帰の動きを見せることになる。はたしてその情報の確度はどれほどなのか?
そして出展するか否かに関わらず、その開発ユニットは? そもそも出展するかどうかはいつわかる??
本誌ベストカースクープ班による、現時点での開発状況と予想される搭載ユニットについての情報をお届けしたい。
文:ベストカースクープ班
ベストカー2017年7月26日号
■話題のS1000、搭載されるのは1Lターボ? それとも……?
かねてから噂されていたS660のワイド版、S1000が東京モーターショーに出展されるかどうか、さまざまな情報が入り乱れている。ある関係者は「出ない」と断言し、別の関係者は「出展方向で調整中」と語る。
残念ながら現時点では「出る」とも「出ない」ともいえないようだ。
では現時点で、そのS660のワイド版の開発状況はどのような状況なのか。本誌が掴んだ情報によれば、キャビン部に変更を加えず、全幅を5ナンバー枠いっぱいまで拡幅するというから、その外観はそうとうアグレッシブなものになるだろう。
気になるのはエンジンだが、現時点では2種のエンジンの可能性が噂されている。ひとつはS660が搭載するものを排気量アップなどはせず、チューンして載せるというもの。
もうひとつが車名(「S1000」)で謳っているように、1Lのターボを搭載するというものだ。
S660が積むS07型エンジンは強度にあまり余裕がないといわれているため、排気量アップのためには補強が必要になるが、それさえ行えば85~95㎰という出力が見えてくる。現実的な路線でいけば、こっちだ。
だが話題性という点でいえば、開発中の1Lターボ搭載というのは非常に魅力的。その場合は一気に120~130㎰程度の出力が狙え、アグレッシブな外観にふさわしいホットな走りを見せてくれそうだ。
どちらのエンジンをホンダは選ぶのか。ベストカー的にはパワフルな1Lターボの搭載を期待したい。
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