トヨタの欧州部門、トヨタモーターヨーロッパが2020年7月17日、カローラセダンにGRスポーツを設定すると発表した。
すでにトヨタモーターヨーロッパでは、カローラスポーツGR SPORTとカローラツーリングスポーツGR SPORTを発表しているが、GR SPORTのラインナップを新型カローラセダンにも拡大展開する。
カローラセダンのGR SPORTは2020年11月に生産が始まり、2021年1月から欧州の各市場に販売される予定だ。
はたしてこのカローラセダンのGR SPORTはどんなモデルなのか? 日本発売はいつになるのか、徹底解説!
文/ベストカーweb編集部
写真/トヨタ
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カローラスポーツとツーリングに続いてGR SPORTを新設定(欧州)
トヨタGAZOOレーシングは、エンジンチューニングを施した限定販売のコンプリートカー「GRMN」を頂点に、GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルの「GR」、気軽にスポーツドライブが楽しめるGR SPORTを設定している。
そのGR SPORTブランドには、すでに欧州において、5ドアハッチバックのカローラスポーツとワゴンのツーリングスポーツ(欧州名)に、GR SPORTを設定しているが、今回、新たにカローラセダンに、GR SPORTを設定した。さっそくその中身を見ていこう。
GR SPORT専用のアグレッシブなエクステリア
トヨタではGR SPORTを「ライフスタイルに合わせて走りを楽しむエントリースポーツモデル」と表現しているとおり、いろいろな車種、パワートレーン、カテゴリーのモデルに設定されているのが特徴だ。
手軽といってもチューニングはしっかりとしていて、GRMN、GRほど本格的ではないがボディやシャシーの強化も施すことによってノーマルモデルと差別化。
GR SPORTはGRMN、GRのようにスポーツに特化するのではなく、あくまでも手軽に本格的なスポーツチューニングが楽しめる点に存在価値がある。
カローラセダンGR SPORTのエクステリアは、フロントグリル、ドアミラーカバー、センターピラー、サイドシルなどにピアノブラックが装着されており、フロントバンパーに取り付けられたC字型のフレームを備えたブラックガーニッシュを加えて、ワイドで低いスタイルを強調している。
リア回りではトランクに控えめなリアスポイラーを装着し、ブラックのリアガーニッシュとともにGR SPORTのロゴを追加。
10本スポークのアルミホイールの先端部分には削り出し加工が施され、センターキャップの周りにはGRの赤いリングを配置されている。この10本スポークのデザインは17インチが標準で、オプションとして18インチも選べる。
ボディカラーは、GR SPORT専用のダイナミックグレーなどを含む全8色を用意。ダイナミックグレーを除く7色は、バイトーンペイントオプションとして、ブラックルーフと組み合わせることができる。
カローラセダンのGR SPORTのパワートレインには1.6L、直4ガソリンと1.8Lのハイブリッドの2種類が設定されるが、GR SPORTのコンセプト通り、チューニングはされてない。
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