アルファードに刺激されたのか(!?)、世界のクルマを見渡してみると、オラオラ顔が増殖中だ。
特にBMWはレクサスのスピンドルグリルに負けじと、キドニーグリルをこれでもかというほど巨大化させたモデルを続々と投入している。
いまやオラオラ顔が世界のトレンドなのか? それとも日本車だけ、トヨタ&レクサスだけのものなのか?
ということで、世界のクルマのなかから、オラオラ顔のクルマをピックアップし、6つのカテゴリーに分け、そのカテゴリーを勝ち抜いた6台で対決させ、オラオラ顔NO.1を決めることにした。
選者はモータージャーナリストの清水草一氏。いったいどのクルマがオラオラ顔NO.1になるのか?
文/清水草一
写真/ベストカーweb
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まずは6つのカテゴリーに分けて各カテゴリーの勝者を決める
世界のクルマのオラオラ顔化が止まらない。次から次へと新たなオラオラ顔が登場している。
オラオラ顔の基本は、デカいグリル。グリルの巨大化合戦ともいえるが、もはやデカいだけじゃ差を付けられないので、より斬新な威圧感を求めて、新たな造形が創り出されている。
自動車デザインの全体的傾向としては、シンプル&ソフィスティケイテッドがトレンドだが、もうひとつのメインテーマがオラオラ顔といってもいいだろう。
今回は、6つのカテゴリーに分けて、新しめの現行モデルのなかからそれぞれのオラオラ顔チャンピオンを決め、勝ち抜いた6台で決勝戦をやってみた。あくまで座興なので楽しんでいただければと思います。
ミニバン部門のオラオラ顔NO.1は?
■ミニバン部門エントリー車
●トヨタアルファード
●レクサスLM
●三菱デリカD:5
ミニバン顔のオラオラ顔チャンプといえば、アルファードと相場が決まっていたが、そこに現われた新たな挑戦者、その名はレクサスLM! アルファードをベースにしたレクサスブランドの中国向けゴージャスミニバンだけど、その口のデカさにシビレた!
グリルの造形そのものは、アルファードの銀歯あるいはドクロのほうが強烈ながら、グリルの面積ではLMが圧倒。
しかもLMは下側がより幅広い末広がり型で、その分どっしりとした威圧感に満ちている。アルファードは上側のほうが幅広いので、威圧の安定感ではレクサスLMが上。
一方、デリカD:5のダイナミックシールドもすさまじい迫力だが、あのグリルに見慣れてくると、目ヂカラの弱さが気になる。
本物のヘッドライトは「目」には見えず、上部のポジションランプは目にしては細すぎて迫力に欠けるのである
★判定/レクサスLMの勝利!
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