「最終的に定率0.5を目指す一里塚」に! 新たなツーリングプラン実現へ逢沢一郎氏も自信
その構想について逢沢氏はさらに話を続ける。「バイクの高速道路利用の状況を見るとやはり土日祝日が非常に多い。また、日帰りが圧倒的に多いというデータに着目して、国交省と道路会社と我々PT、議連の間でこの土日祝日の日帰りの新たなツーリングプランと言っていいでしょうか、これを実現するべく努力をしている段階です。
今までのツーリングプランは定額なんです。新たなツーリングプランがこれまでのと違うのは、最終的に登録車1、軽自動車0.8に対して0.5を目指すという意味合いからして、定額に対して定率を導入することです。土日祝日日帰りで定率。また、ツーリングプランは範囲がありますよね。これを全国どこから乗ってもどこで降りても自由だと。ということを初めて実施しようとしている訳です。そこが大きなポイントになります」。
留意したいのは定率にすることまでは固まっているが、普通車1に対してバイク0.5の定率割引になるかどうかはまだ明言できない状況だということ。しかし、逢沢氏らPTが目指しているのは普通車1に対してバイク0.5の料金設定であり、新たなツーリングプランは「最終的に定率0.5を目指す一里塚」という位置づけだ。どういう形であれまずは具体的な一歩になることを願うのみだ。
定率割引の二輪車料金プランは通年で実施される可能性もある
新しいツーリングプランの実施時期は、新年度を目標としている。「新年度、2021年4月からスタートさせたいと思いますが、それには様々な調整が必要ですし、若干の料金システムへの投資が必要になると思います。ですが4月最初の土日からスタートすれば十分連休にも間に合うはずだし、連休に入れば日帰りで楽しもうと思えば定率割引があるし、2泊3日で行こうという人は従来からのツーリングプランがあるし、それは非常にハッピーな状況になりますよね」と逢沢氏。
新しい定率割引のツーリングプランが実施されても、従来の定額割引のツーリングプランは継続されるという。さらには、定率割引の新しいツーリングプランは、「一度スタートしたら通年、ずっと続く状態にしたい」と逢沢氏は考えており、今後の展開次第となるが、2021年以降はライダーにとってはかつてから考えられなかったほど良好な利用環境になりそうだ。
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