三菱が明日12月1日、タイのバンコクで開催の「第38回タイランド・インターナショナル・モーター・エキスポ2021」に同社のラリーアートブランド復活第1弾モデルとして、ピックアップトラックのトライトンとミドルサイズSUVのパジェロスポーツに特別仕様車「ラリーアート」を設定すると発表した。
今年5月11日に開催された2020年度決算説明会で同社のモータースポーツブランドであるラリーアートの復活をアナウンスしていたのだが、早くもその第1弾が登場することに。その内容をお伝えしよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車
【画像ギャラリー】ついに来た! 三菱RALLIART復活!! まずはタイのトライトンとパジェロスポーツから! 日本向けにも期待大!!(8枚)画像ギャラリー■かつての三菱ラリー活動の象徴だったRALLIART!
ラリーアートといえば、ギャランやランエボで参戦していた世界ラリー選手権、そしてパジェロなどで参戦したパリ・ダカの頃の、言わば三菱の輝いていた時代を象徴するモータースポーツブランドだ。新生ラリーアートはかつて培ったイメージを生かしながら、アクセサリーなどによるカスタマイズでワクワク感を届けることが目的。
今回、タイで発表されたトライトンとパジェロスポーツの各々の特別仕様車、ラリーアートはかつて三菱がラリーにワークス参戦していた頃のマシンを彷彿とさせるレッドとシルバー、ブラックの3色が入ったストライプ調のデカールに「RALLIART」ロゴ入りのマッドフラップなどを装着している。
トライトン ラリーアートはフロントグリルやアルミホイールをブラックで統一し、標準モデルとの差別化を図っており、レッドのアクセントカラーを加えたフロントバンパーガーニッシュ、ベッドライナーにはラリーアートロゴをあしらっている。ベースとなったのは、トライトンのクラブキャブ(メガキャブ)およびダブルキャブのローライダー仕様だ。
また、ツートンカラーモデルにはブラックのドアミラー、ドアハンドル、リアゲートハンドル、リアバンパー(クラブキャブのみ)を装備。トライトンが持つ、力強くダイナミックなスタイリングをさらにスポーティに仕立てているのが特徴だ。
一方、パジェロスポーツ ラリーアートは、レッドのアクセントカラーを加えたフロントとリアアンダーガーニッシュにラリーアートロゴをあしらっている。ツートンカラーモデルにはより引き締まった印象を与えるブラックのフェンダーアーチモールディング、ルーフレール、シャークフィンアンテナ、テールゲートスポイラーを装備。アグレッシブさとスポーティさが強調されている。
なお、ラリーアートのボディカラーには、トライトンもパジェロスポーツにもソリッドホワイトとブラックルーフのツートンカラー、ジェットブラックマイカの2色が各々用意される。
■ぜひ日本でも発売してほしい! RALLIARTモデルを渇望!!
いずれも日本市場では現在、販売されていない車種での登場が日本のユーザーには寂しいところだが、三菱の加藤隆雄社長は次のようにコメントしている。
「三菱自動車、そしてラリーアートファンのみなさまへ、ラリーアートブランドの新しい商品をお届けできる事をとても嬉しく感じております。このラリーアート復活第一弾となる特別仕様車に続き、魅力的なラリーアート商品を順次投入し、さらにはこのブランドのスピリットを感じられるような活動を検討しておりますので、新生ラリーアートにどうぞご期待ください」
加藤社長のコメントからもわかるように、三菱からは今後も続々とラリーアートモデルの登場が控えているのは間違いない。新型アウトランダーPHEVをはじめ、エクリプスクロス、デリカD:5などの中核モデルはもちろん、ミラージュやRVRに設定してもいいのでは? かつて、ランエボとパジェロに魅了された日本のユーザーは朗報を待ってますぞ!
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