原因と再発防止 今後について
現時点までの判明事項から、現場における数値目標達成やスケジュール厳守へのプレッシャー等への対応が取られてこなかったことが問題の背景にあると考えており、経営として非常に重く受け止めています。
今後の会社経営においては、コンプライアンス最優先の姿勢を明確にし、すでに着手している組織変更や業務プロセスの見直しといったガバナンスの改善に加え、従業員一人ひとりの意識改革への取組みを進めてまいります。
今後も総点検として、エンジン認証手続きに関する徹底的な事実関係の調査、認証プロセスの遵守状況およびエンジン性能の検証を継続してまいります。
加えて、事案の重要性に鑑みて、今後、当社と利害関係のない外部有識者による特別調査委員会(仮称)を設置し、事案の全容解明および真因分析に加え、当社の組織の在り方や開発プロセスにまで踏み込んだ再発防止策の提言をいただくことといたします。
当社は、その結果も踏まえて、今後も、信頼回復に向けた抜本的な再発防止およびコンプライアンス・ファーストの企業体質再構築に取り組んでまいる所存です。
以上が3月4日に明らかにされた日野自動車の発表資料である。当日は、日野自動車の下義生会長や小木曽聡社長が出席して記者会見を開いており、その質疑応答でのやりとりで明らかになったことを含め、もう少し整理してお伝えしよう。
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