スーパーSUVは日本車の専売特許だった!! 超速SUV今昔物語

■ランボルギーニ ウルス(2018年2月〜)

4L、V8ツインターボ:650ps/86.7kgm

見た目はSUV、中身はスーパーカーの代表がこのランボルギーニウルス。日本では2018年2月6日に発表された。価格は2574万円。搭載されるエンジンは650ps/86.7kgmを発生する4L、V8ツインターボ。最高速度は305km/h、0〜100km/hは3.6秒

 やはり、今一番スーパーSUVとして注目を集めているのはランボルギーニ ウルスだ。後輪操舵システムを採用しているが、4L、V8ツインターボエンジンは、実に650ps/86.7kgmと基本同じエンジンを搭載するカイエンターボから100ps/8.2kgmを上回る。0〜100km/h加速は3.6秒、最高速度は305km/hと、スーパーSUVの名を欲しいままにしている。

 スポーツカー、スーパースポーツカー並み、いやそれを超えるSUVたち。このほかにもBMW X5M/X6M、AMG GLC63S、 AMG GLE63Sクーペ、ポルシェマカンターボ、マセラティ・レヴァンテ・トロフェオ、ロールスロイス・カリナン、ジープ・グランドチェロキー・トラックホークなどがあるが、まさにキリがない百花繚乱状態……。

 フェラーリ以外、輸入車メーカーは今後も続々と出してくるに違いないが、日本車メーカーのスーパーSUVは実に寂しい。

 GT-RのSUVやエクリプスクロスのエボリューション、レクサスLXのFバージョンなど、日本車メーカーでもスーパーSUVを出すべきだ!

 最後に外すわけにはいかないスーパーSUVを1台思い出した。ゼネラルモータースのブランド、GMCのタイフーンだ。1992年〜1993年にかけて生産された。エンジンは280ps/49.7kgmを発生する4.3L、V6ターボで、当時はフェラーリ・テスタロッサキラー、世界最速のSUVなんて言われていた。0〜100km/hは5.3秒と、ウルスの3.6秒に比べるとだいぶ遅いが、26年前にこのスーパーSUVを作ったGMCは先見の明があったのかもしれない。

1992〜1993年にかけて生産されたGMCタイフーン。ピックアップトラック版はサイクロン。エンジンは4.3L、V6ターボで280ps/49.7kgm。発売当時は日本でも話題になり、テスタロッサキラーなどと自動車雑誌にもてはやされたものだ

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