光岡自動車はRAV4ベースのSUV、バディが、明日6月24日で発売開始から1周年を迎え、これまで累計受注台数が900台に達し、2022年中には1000台を超える見通しとなることを発表した。
さて、超人気のバディ、2022年2月には当初の年間生産台数300台から年450台に増産したが、現在の納期はどうなっているのだろうか?
文/ベストカーweb
写真/ベストカーweb、光岡自動車
■当初の生産台数を大幅に増やして年間450台に増やしたがそれでも追いつかず
ミツオカBudday(バディ)は「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」をコンセプトに、オールドアメリカンテイストのエクステリアとモダンなインテリアが融合したRAV4ベースのミツオカ初のSUV。
バディは2020年11月26日に発表され、先行予約を受け付けていたが、その反響はすさまじく、ティザーキャンペーン公開直後から予約が殺到、2021年に50台、2022年に150台という生産台数をたった2日で売り切ってしまった。
そこで2022年以降から2倍となる年間300台の増産を決定した(当時)。しかし相変わらずの納期約2年待ちは変わっておらず、納期は2023年春頃になるという状況だった。
そんな状況を打破するために光岡自動車は努力を怠らなかった。2022年2月には、受注好調なバディの納期を少しでも短縮するために、トノックスと三菱ふそうバス製造の2社にバディの車両製造委託をすることに合意。
2022年の当初のプランでは「1年間で300台(月産約25台)を生産することになっていたが、この合意によって当初計画の年間300台の1.5倍、年間450台、月産では約37台生産できることになった。
これまで約2年だった納期が、この計画で約1年半となり、つまり6ヵ月ほど前倒しできるめどがたった。
■納期は大幅に改善するはずだったがRAV4がなかなか来ない!
さて、発売から1年を迎えた現在のバディの納期はどうなっているのだろうか? さっそく、光岡自動車販売企画課の笠原勝義さんに聞いてみた。
「トノックスと三菱ふそうバス製造の2社さんにご協力をいただき、生産台数を月産約37台、年間450台に増やして、できるだけ納期を早くするように頑張ったのですが、今度はベース車のRAV4が弊社になかなか供給されない状況です……。6月、7月もRAV4を生産しているトヨタ高岡工場も操業停止期間が設けられています。現在、6月下旬にバディを契約いただいても納期は1年半から2年以上(光岡自動車ホームページ内のバディ完成めどの案内は現在1年9ヵ月)となっております。お客様にはバディの納期が長くなり大変申し訳なく思っております」。
なるほど、生産台数を約1.5倍に増やしたが、今度は世界的な半導体不足とコロナ禍による部品供給の遅延と生産工場の操業停止で、納期は改善されていなかった……。しばらく超人気モデルゆえの苦悩は続きそうだ。
最後に光岡自動車のプレスリリースを一部抜粋して紹介しておこう。
「おかげさまで2021年は、現在販売中の登録車(計6車種)合計で1998年以来の年間累計受注台数1000台を突破し、2018年光岡自動車創業50周年記念モデルの『Rock Star』(ロックスター)から始まった”夢、挑戦、次代へ”をテーマに、ミツオカの新たな方向性にご賛同いただき、私たちに夢を感じてご関心を寄せていただいた皆様へあらためて深く感謝申し上げます」。
「また、発売1周年を記念して、『Buddy』(バディ)をモチーフにした2種のデザインの『Happy Buddy’s Day タンブラー』を250セット限定で販売いたします。ミツオカ公式通販サイト『MITSUOKAオンラインショップ』にて2022年7月20日(水)より受付を開始し、順次店頭でも販売いたします。 『Happy Buddy’s Day タンブラー』は、実車のボディカラーでも人気の高いブラックとホワイトのベース地に、『Buddy』(バディ)の遊び心ある世界観を表現したオリジナルデザインとなっています。
保冷保温機能に優れ、温度を長時間キープできる真空二重構造のステンレス製サーモタンブラーは、『Buddy』(バディ)の自然体でサラリと乗りこなせる相棒」というコンセプトにぴったりのアイテムで、普段使いからアウトドアライフなど、シーンを選ばず気軽に使えるまさにぴったり相棒といえます」。
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