ボルボ・グループの中核企業であるボルボトラックス(スウェーデン)は、電動化した大型トラックの量産を開始すると発表した。まずは欧州で発売し、その後アジアなどほかの地域へも展開する。
量産化するのは連結総重量が最大44トンに達する大型トラック・トラクタで、このところ日本でも見かける機会が増えてきたボルボ「FH」の電動バージョンも含まれている。
FHのほか、「FM」「FMX」にも電動車(BEV)を設定し、ボルボのBEVトラックラインナップは6モデルに拡大した。
商用車電動化の流れが世界的に加速している。その中でも最大手級のトラックメーカーが、売り上げの大半を占める大型車を電動化・量産化したことは、輸送の脱炭素化に向けたマイルストーンという、象徴的な意味合いも大きい。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/Volvo Group