アクアの逆襲〜フィットハイブリッドを凌駕するJC08モード燃費37.0km/ℓを達成〜

アクアの逆襲〜フィットハイブリッドを凌駕するJC08モード燃費37.0km/ℓを達成〜

 2011年11月26日にデビューしたアクアが丸2年で一部改良を受け、フィットハイブリッドに奪われていたJCモードキングの座を奪回。日本車の最新JC08モードキングの座を奪回。日本車の最新JC08モード燃費ランキングでは、新型アクアはフィットハイブリッドlの36.4km/lを凌駕する37.0km/lを達成している。

 ただし、これにはJC08モード燃費のからくりがある。車種が1080kgを超えるとJCモード燃費を測定する際の等価慣性重量が1ランク上がってしまい燃費面で不利になる。

 アクアはベーシックグレードのlが1050kg、S、Gが1080kgとなっていて、この重量のままならJC08モード燃費は37.0km/lとなるが、スマートエントリーパッケージ、lEDヘッドランプパッケージ、ツーリングパッケージ、アドバンストディスプレイパッケージ、オーディオパッケージ、ビューティーパッケージというパッケージオプションがS、Gに設定されていて、これらのどれかを装着して1090kgを超えると、JCモード燃費は33.8km/lとなってしまう。

 俺はSでもGでも何もオプションは装着しない、というなら37.0km/lだが、それは非現実的だから、アクアのS、Gの燃費は33.8km/lの認識でOKだ。これはライバルのフィットも同じで、1080kgの標準が36.4km/lなのに対し、1130kgのFパッケージは33.6km/l、1150kgのSパッケージは31.4km/lとなる。

 晴れて燃費キングに返り咲いたアクアだが、外観では新色のディープアメジストマイカメタリックを追加、内装ではメーター文字を白色化と極小レベルながら、機能面では全グレード対象としてオート電動格納ミラーの標準化、ヒルスタートアシストコントロールの改良、S、Gを対象としたものでは撥水フロントガラスの標準化、低転がりタイヤの採用などがある。

 車両価格は全グレードとも旧型比一律1万円アップにとどめられていて、Lが170万円、Sが181万円、Gが187万円、Gブラックレザーセレクションが195万円となっている。

アクア
アクア

 続いてはスポーツモデルについての情報。今回のマイチェンと同時に、プレミアム性を高めたスポーツコンバージョンのアクアGスポーツ(通称G’s:ジーズ)を追加。

 こちらは専用パーツがふんだんに用意されていて、ノーマルのアクアからイメージ一新。フロントマスクが精悍に仕上げられ、アクア用に専用開発されたエアロパーツのほか、フロントバンパー両サイドに配されたLEDイルミネーションビームも心くすぐるアイテムだ。

 内装パーツも充実していて、本革巻きステアリング、アルカンターラを採用した専用スポーツシートなどなど素材にも強いこだわりを見せる。

 ボディカラーはノーマルのアクアが新色を含め全色から選べるのに対し、G’sは東京モーターショーで展示されていたイエロー、上で紹介しているホワイトパールクリスタルシャインなど全7色の設定だ。G’sは持ち込み車検となるため、JCモード燃費は公表されていないが、エコカー減税などの対象となるので安心。

 ノーマルのアクアは12月2日から、G’sは12月9日から販売を開始。トヨタ系の販売店全店の扱いだ。

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