GRスターレット爆誕! 既に開発はスタートか!? 1トン切りに280万円ってアツすぎる!!

GRスターレット爆誕! 既に開発はスタートか!? 1トン切りに280万円ってアツすぎる!!

 ヤリス誕生以前、トヨタのホットハッチの代名詞と言えば、なんといってもスターレット。日本でのモデルライフは5代目で途絶えたが、今、その止まった時計が再び動きだそうとしている。もちろんただの復活ではない。とびっきりのアツいヤツを用意して登場する!!

※本稿は2024年4月のものです
文、予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年5月10日号

■スターレットが仰天の復活!

AYGOを手掛けたフランスのニース近くにあるトヨタのデザインスタジオの「EDスクエア」がデザインする可能性もある(ベストカー編集部作成の予想CG)
AYGOを手掛けたフランスのニース近くにあるトヨタのデザインスタジオの「EDスクエア」がデザインする可能性もある(ベストカー編集部作成の予想CG)

 2024年2月13日に行われたダイハツの新体制人事発表の席で、トヨタの佐藤恒治社長は、ダイハツの今後について、「国内では事業領域を軽自動車に軸を置いた会社と定める」と、見解を述べた。

 となると気になるのは、トヨタがダイハツからOEM供給を受けている小型車の動向だが、そのなかの一台、パッソに関して仰天情報を入手した。

 2023年10月にパッソ、12月にブーンが販売終了。本来ならばDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を新採用した新型が2024年春にも登場、となる流れだったが、不祥事の発覚により発売できない状態となっている。

 そのお蔵入り状態にある新型をトヨタが全面的に見直すという。これに驚きはないが、そのモデルに往年の名車、スターレットの名を冠するというのだ。スターレットが復活するのは大きなトピックだが、本当の衝撃はここから。

■GRモデルでラリー4参戦か?

ラリー4の改造範囲は広くないためベース車が重要になる。トヨタは新規参入にあたりGRスターレットをチョイス(ベストカー編集部作成の予想CG)
ラリー4の改造範囲は広くないためベース車が重要になる。トヨタは新規参入にあたりGRスターレットをチョイス(ベストカー編集部作成の予想CG)

 復活するスターレットは、標準モデルのほか、GRモデルが存在し、すでに開発がスタートしているというのだ。

 GRモデルはGRMNを頂点に、GR、GRスポーツというヒエラルキーがある。車名にGRを冠したグローバルで販売するモデルはGRスープラ、GRヤリス、GR86、GRカローラと増殖中で、GRスターレットはその第5弾として、標準車とは差別化されるという。

 トヨタがGRスターレットを設定するのは、ラリーのためだ。GRスターレットをベースに、ラリー4カテゴリーの競技車両を販売するという目的がある。GRヤリス同様に、ロードカーとしてのポテンシャルも高い。「手軽に走りを楽しめるコンパクトハッチ」(情報筋)というから期待が高まる。

 トヨタは現在WRCのトップカテゴリー、ラリー1にGRヤリス・ラリー1ハイブリッドで参戦している。

 モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを進めていく一方で、世界のラリーシーンで活躍できるドライバーの育成にも力を入れていて、WRCチャレンジプログラムによって日本人若手ドライバーをサポートしている。

 その第一期生の勝田貴元のWRCトップカテゴリーでの活躍は、すでに知られるところだが、2022年から大竹直生、小暮ひかる、山本雄紀の3名の欧州のラリー参戦での修行をサポートしている。

 しかしマシンは勝田はフォードフィエスタR5だったし、若手3人もルノークリオ(ルーテシア)ラリー4だったというのがトヨタの悩みの種。トヨタは育成車も自社ブランドのものにすべく、GRスターレットに白羽の矢が立ち、それをベースにラリー4の競技車両を販売するというわけだ。

 現在市販されているラリー4車両は、ルノークリオラリー4、プジョー208ラリー4、フォードフィエスタラリー4があり、トヨタがGRスターレットで新規参入することになる。

次ページは : ■GRヤリスに搭載されたGR-DATも設定か?

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