年間でタイヤ2億本分の資源節約が可能
ミシュランのOEM事業ディレクター、ブルーノ・デ・フェラウディ氏は次のように述べている。
「ミシュラン アプティス・プロトタイプは、タイヤの画期的なイノベーションです。タイヤ構造とハイテク材料における約50件の特許で、より安全なモビリティと環境保全に貢献するミシュランの能力を実証しました。
DHLからの信頼を受け、予定より1年早く『アプティス』を商用フリートに装備できたことを嬉しく思います」。
いっぽう、シンガポールDHLのマネージングディレクター、クリストファー・オング氏は次のように話した。
「ミシュランと提携し、グリーン物流のパイオニアとして、シンガポールの車両でエアレスタイヤを試せることに興奮しています。両社のコラボレーションによるラストマイル配送のグリーン化は、DHLネットワーク全体でCO2排出量正味ゼロ達成に向けての新たなマイルストーンになります」。
現在、世界中のタイヤの約20%は、パンク、路上の障害物による損傷、偏摩耗を引き起こす不適正な空気圧などにより、寿命よりも早い段階で廃棄されているそうだ。
「すべてを持続可能に」という企業ビジョンを掲げるミシュランは、アプティスのエアレス技術により、年間で最大2億本のタイヤまたは200万トンの原材料の早期廃棄を防ぎ、環境保全に貢献できると予測している。
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