BMW MINIの世界を徹底研究!!

■新型ミニペースマン

同じくマイチェンを受けたペースマン。その内容はクロスオーバーにぼぼ準じていて、新しいボディカラーの設定やインテリアの変更、クーパーSペースマンのエンジン出力向上など
同じくマイチェンを受けたペースマン。その内容はクロスオーバーにぼぼ準じていて、新しいボディカラーの設定やインテリアの変更、クーパーSペースマンのエンジン出力向上など  

 続いてクーペスタイルを持つSUVのペースマンも今年7月から欧州でマイチェンモデルが販売開始となった。

 エクステリアの変更は大きなものではなく、ジョンクーパーワークスペースマンではグリル内に赤いルーバーが設置され、クーパーSペースマンにはやや歪んだ形状のSマークが取り付けられた程度。

 ボディカラーにジャングルグリーンメタリックなどの浸食が設定されたり、オプションでピアノブラックエクステリア塗装が用意されたりするのはクロスオーバーと同じだ。

 インテリアの変更についてもクロスオーバーのマイチェンモデルに準じた内容になっている。

 エンジンに関しても同様で、クーパーSペースマンの直4、1.6ℓ直噴ターボエンジンのみ、従来の184ps/5500rpmから190ps/5500~6600rpmへと変更されている。こちらも日本導入は今年の秋頃を予定している。

■新型ミニ5ドアHBモデル

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 今年のミニの追加モデルのなかでも目玉となりそうなのがBMWミニ歴代初となる「ミニ5ドア」だ。すでにBMWの英国オックスフォード工場では生産が始まっており、今年10月から欧州での販売がスタートする。

 新型の3ドアから全長と全高を拡大し、室内スペース(3ドアから頭上空間で15mm、室内幅を61mm拡大)とラゲッジスペース(3ドアから67ℓ拡大した278ℓ)を向上。そのボディサイズは全長3982mm(クーパーSは4005mm)、全幅1727mm、全高1425mmと、3ドアより全長で161mm、全高で11mmサイズアップされている。

 ホイールベースは2567mmで、3ドアから72mm延長され、そのぶんを後席の居住スペースに充てているという。

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3ドアをベースに5ドア化。日本へは年内に導入予定。  

 また、3ドアの場合は後席の乗車定員は2名で、計4名だったのだが、5ドアでは後席の定員が3名となり、計5人となるのが大きな特徴だ。ファミリーユースにも充分対応でき、日本のコンパクトカーにとってもその存在は脅威となるかも。

 欧州ではエンジンは直4,2ℓターボと直3,1.5ℓターボ、さらに2種類のディーゼルエンジンが設定されるのだが、日本導入時にはガソリンターボの2種類となる可能性が高い。その日本導入時期は今年末となりそうだ。

■そのほかのミニ派生モデル

歴代史上最強となる新型ミニベースのジョンクーパーワークスモデル。直4、2ℓ直噴ターボエンジンは230pms/39.4kgmを発揮する
歴代史上最強となる新型ミニベースのジョンクーパーワークスモデル。直4、2ℓ直噴ターボエンジンは230pms/39.4kgmを発揮する  

 今年3月のジュネーブショーでコンセプトモデルが公開された新型ミニクラブマン。ボディ右側にクラブドアという後席用ドアを持つ現行型に対し、次期型は左右に2枚ずつ通常のヒンジドアを持つ。

 後部ドアの観音開きは引き続き採用され、ボディサイズは全長4223×全幅1844×全高1450mmとかなりサイズアップし、3ナンバー車に。欧州では9月のパリサロンで市販モデルが公開され、今年中に市販されるとみられる。

 同じく今年9月のパリサロンでは新型3ドアベースのカブリオレも公開されそう。こちらも欧州では年内に販売される。

 また、来年1月のデトロイトショーで公開されるのが3ドアモデル最強グレード、ジョンクーパーワークス。直4,2ℓ直噴ターボは歴代最強となる230ps/39.4kgmを発揮し、超ホットモデルとしてデビューすることになりそうだ。

今年のジュネーブショーで公開のミニクラブマンコンセプト。リアの観音開きドアは継続
今年のジュネーブショーで公開のミニクラブマンコンセプト。リアの観音開きドアは継続  
新型3ドアHBをベースにしたカブリオレは今年秋のパリサロンで公開か!?
新型3ドアHBをベースにしたカブリオレは今年秋のパリサロンで公開か!?  

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