BMW MINIの世界を徹底研究!!

BMW MINIの世界を徹底研究!!

 今年3月にFMCされ、現行型の3代目モデルとなったBMWミニ。販売台数の方も’09年の1万1002台から昨年の1万6982台まで毎年前年度を超える好調ぶりだが、今年は主力のHB車が新型に切り替わり、ますますその勢いが加速しそうだ。そこで、改めてミニの世界を覗いてみることにしょう。

いよいよ日本でも販売スタート!!

最量販グレード「ONE」登場

 2014年7月1日、3ドアHBモデルにエントリーグレードの「ONE」が追加された。シンプルでプレーンなエクステリアで、クーパーやクーパーSとはまた違った魅力を持つのがミニONEの特徴だ。エントリーグレードとはいってもこちらを好むユーザーも多く、登場を待っていた読者も多かったはずだ。

 エンジンは102ps/18.4kgmの直3,1.2ℓ直噴ターボを搭載。JC08モード燃費は20.2km/ℓをマークし、先代ミニONEから約10%向上させている。もちろん、エコカー減税対象車となり、自動車取得税が60%減税、重量税が50%減税となる。気になる価格はというと、6MT車が226万円、6AT車が240万円とひとつ上のグレードであるクーパーの各々40万円安となる。

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ONEのプレーンでシンプルなエクステリアを好むユーザーも多い  
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インテリアではUSBオーディオインターフェイスなどを標準装備に  

 また、欧州ではこのONEのさらに下のグレードとなる「ONE ファースト」の設定が今年6月に発表されている。ONEと同じ直3、1.2ℓ直噴ターボを積んでいるのだが、そのスペックは75ps/15.3kgmにダウンされている。

 現時点で日本への導入は未定だが、もし日本で発売されれば200万円前後の価格が予想され、JC08モード燃費もONEより向上されるのは確実で期待大だ!

今後続々とデビュー予定!!

 楽しみなミニの派生モデルだち

 現在、新型に切り替わっているのは3ドアHBモデルのみで、クロスオーバーやコンバーチブルなどほかの派生ボディバリエーションについては先代ベースのまま販売が継続中だ。が、この後に続々とマイチェン、もしくは新型ベースのモデルに切り替わっていく予定だ。そこで、本国での販売スケジュールなどから日本導入予定を見ていこう。

■新型ミニクロスオーバー

マイチェンされたミニクロスオーバー。写真はクーパーSクロスオーバーだが、フロントグリルには従来型にはなかったクロームタイプのルーパーと深紅のSエンブレムがついてくるのが新型の識別ポイントとなる
マイチェンされたミニクロスオーバー。写真はクーパーSクロスオーバーだが、フロントグリルには従来型にはなかったクロームタイプのルーパーと深紅のSエンブレムがついてくるのが新型の識別ポイントとなる  

 欧州では「カントリーマン」の車名で販売されているクロスオーバーSUVミニだが、日本ではミニ全体の販売のなかでも約4割を占める人気モデルとなっている。今年4月のニューヨークショーではそのマイチェンモデルが発表され、今年7月から正式に欧州で販売が開始されている。

 エクステリアではフロントグリルの形状が一新され、前後バンパーの下部とサイドシルにはアンダーライドガイドを装着してSUVらしさが高められている。ボディカラーにはジャングルグリーンメタリックなどの新色が追加されたほか、オプションでミニ初となるピアノブラックエクステリア塗装が用意される。

 インテリアでは、スピードメーターやタコメーター用のダークカラーの文字盤が採用され、エアコンの送風口がクローム仕上げに変更され、より洗練した雰囲気にまとめられている。

 また、搭載する直4,1.6ℓ直噴ターボエンジンは、クーパーSクロスオーバーのみ従来型の184ps/5500rpmから190ps/5500~6600rpmへと少しだけパワーアップしている。そのほかのグレードでは特に変更はない。

 気になる日本導入の時期は今年秋ごろになりそう。

次ページは : ■新型ミニペースマン

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