トヨタを巡る次期ランクルや新鋭「Tj」、はたまた新型カローラ関連の記事が好評だ。
販売チャンネルの統一、車種の半減(?)など、ちょっと不安になるような話題も孕みながら、しかし新時代に向けてトヨタに対する期待とワクワクにはやはり大きなものがある、ということだろうか。
そこで今回は「まだまだありますよ!」とばかり、現在しているベストカーの最新トヨタ情報を大放出。さらに日本になくてはならないコンパクトカー2台、ヤリス(ヴィッツ)とフィットの「新型ガチンコ対決」もお届け!
※本稿は2019年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年4月26日号
■ 「ミニバンの皇帝」 アルファード/ヴェルファイア 2020年にも一新!
●トヨタ NEWアルファード/ヴェルファイア(2020年登場)
現在、Lクラスミニバンのカテゴリーでひとり勝ち状態となっているアルファード/ヴェルファイア。
大ヒットモデルだけに次期型のデザインはキープコンセプトとなり、“アル/ヴェル”らしい押し出しの効いたフロントマスクやボディの四隅を絞らずにワイド感を強調したフォルムなどを継承。
しかしながら中身はプラットフォームを含めて大幅刷新されるという情報が入っている。
パワーユニットは、カムリで好評の新型2.5L直4ハイブリッドがメインとなり、現在3.5L V6を搭載する上級モデルもハイブリッド化される可能性がある。
また将来的にはPHVモデルの設定も視野に入れているという。デビューは2020年になりそうだ。
■15年ぶりのフルモデルチェンジ。新しい未来を見せる新型エスティマ登場
●TOYOTA NEWエスティマ(2021年登場)
1990年5月に初代が登場したエスティマ。エンジンを75度傾けてミドに搭載し、後輪を駆動するという発想でトヨタ自ら「天才タマゴ」を名乗ったが、その天才タマゴが帰ってくる。
新型エスティマの開発については、これまで何度も凍結と再開が繰り返されてきたが、時が経つほどに高まる新型を待望する声、そして欧州でも今後、多人数乗車モビリティを求める声の高まりが予想される状況を鑑み、ついに新型エスティマの開発再開が決定されたというわけだ。
エスティマを名乗る以上、「天才」であり、他モデルを圧倒する先進性が求められるが、新型ではそれはパワーユニットによって示される。ご覧のとおりの近未来を感じさせるボディに搭載されるパワーユニットは燃料電池。
トヨタはすでに「MIRAI」で燃料電池車の量産を実現しているが、そこで得たノウハウが新型エスティマにも投入される。
重量級モデルは燃料電池と相性が悪いとする声もあるが、1850kgの車体に154ps/34.2kgmという出力のMIRAIが充分な走りを見せている以上、そこはあまり心配する必要はないだろう。
むろん、燃料電池以外に2.5Lハイブリッドも用意されるので、先進性は外観だけでいい、というのならば、そちらを選ぶテもある。
新型エスティマ 予想スペック
全長:4850mm
全幅:1880mm
全高:1660mm
ホイールベース:2950mm
車両重量:1900kg
パワーユニット:燃料電池
モーター出力:154ps以上
モータートルク:34.2kgm以上
価格:500万~600万円
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