■86&BRZ トヨタ・SUBARUの黄金タッグで2021年新型登場
●トヨタ NEW86(2021年初頭登場)&スバル NEW BRZ(2021年初頭登場)
手頃なFRスポーツの代表格=86/BRZは、次期型もトヨタとスバルの協業で開発される。試作型式「860B」と呼ばれる次期型、プラットフォームは現行型からキャリーオーバーされ、水平対向4気筒エンジンを縦置きするFRである点も踏襲される。
ボディサイズなども大きく変わることはないが、唯一の大変更といえるのが搭載エンジン。現行型の2L、FA20型から新たに開発された2.4LのFA24型になる。
このFA24型は新型レガシィの北米仕様にも搭載されるものだが、レガシィがターボなのに対し、86/BRZはNA。86/BRZのようなクルマにはピークパワーよりも扱いやすい出力特性のほうが大事という判断だ。
とはいえ排気量が400ccも増えるわけだから、出力自体は現行から増強され、230ps/24.5kgmほどの出力になる。トルクアップがドライバビリティにどう影響するかに注目したい。
価格は300万円からと予想され、排気量アップのぶん、価格も上昇した感じだが、それでも依然として手頃といえる価格帯をキープする。デビューは2021年だ。
■2代目MIRAIはクラウンベース!!!
●トヨタ NEW MIRAI(2020年登場)
2020年、この年開催の東京オリンピックを契機に、トヨタが推し進める水素燃料の時代をより現実的なものにするためにMIRAIがフルモデルチェンジする。
世界初の量産/量販FCVとして2014年に登場した現行型MIRAIは前輪駆動だが、次期型ではTNGAプラットフォームを採用した後輪駆動車へと大変身。
クラウンをベースに、水素タンクをセンタートンネルと後席下に1本ずつ置き、FCスタックをエンジンルームに搭載してリアにモーターを配置するというレイアウトとなる。
ベース車は違うが、同じく2020年に登場予定のレクサスLS FCVは兄弟車という位置づけで、より上質なモデルになり、航続距離も向上する。
■ハイエースには海外仕様とは別の日本仕様が存在!?
●トヨタ NEWハイエース(2019年登場)
2月に発表された海外向けの新型が話題になったハイエースだが、それとは別に日本仕様のハイエースも大きく生まれ変わる。
その次期モデルは、これまでのようなキャブオーバー型のボディではなくなり、衝突安全性の向上のため海外向け同様にセミボンネット型のスタイルを採用。とはいえ、海外向けのような大型化を図るのではなく、基本的には日本の商用バンの4ナンバーに適用したボディサイズやエンジンが採用される。
エンジンはガソリンの2L、2.4Lディーゼルターボなどを搭載。現行型同様に4ナンバー車以外にもワイドやハイルーフなどのボディバリエーションも用意される。
【番外ニュース】 発売前からメチャ熱い!フィットvsヤリス コンパクトカー全面戦争の中身
●ホンダ NEWフィット(2019年10月登場)&トヨタヤリス(2019年8月登場)
ヴィッツとフィットは本来ならば販売合戦の上位で激烈な争いをするべき、メーカーにとって最重要の戦略車だ。
しかし現行型ヴィッツのデビューは2010年12月、フィットは2013年9月。特にヴィッツは発売から8年以上が経過しており古さを隠せなくなっている。販売的にもアクアやシエンタ、ノートなどの後塵を拝している。
この2台の戦略的コンパクトカーがともに今年モデルチェンジの予定なのだから、デビュー前からバチバチ火花が飛んでいるのも当然だ。
ヴィッツは世界共通の「ヤリス」と名前を変えて8月にデビューする。一方フィットは2カ月遅れて10月登場の予定。
特にヴィッツ改めヤリスはWRC参戦マシンのイメージとだぶらせるようにGRMNモデルが設定される計画のため、新開発TNGAプラットフォームは大幅に余裕を持った設計となることで、上質な乗り心地と操縦性がベースとなる1Lモデルでも味わえる。
フィットは直3、1Lターボを新搭載するとともに、ハイブリッドは2モーター式のi-MMDに変更される。燃費ではフィットが一歩リードすることになるか!?
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