お正月の風物詩といえば、毎年1月2〜3日にかけ、東京・千代田区大手町から箱根・芦ノ湖までの往復で争われる箱根駅伝だ。
今年の第91回大会では青山学院大学が圧倒的な強さで初の総合優勝を果たしたのはご存じのとおりだが、その様子を伝えたテレビ中継の視聴率はなんと往路で28・2%、復路で28・3%(ともにビデオリサーチ調べ。関東地区の番組平均視聴率)という高視聴率だった!!
さて、そんな箱根駅伝の醍醐味といえば、中継所での各校の襷リレー。今年は小田原中継所から芦ノ湖までの第5区で青山学院大学の神野大地選手が、〝山の神〟こと東洋大学(当時)の柏原竜二選手の記録を24秒上回る1分16秒15という記録を達成(コース変更のため昨年までの記録は参考記録)したことも記憶に新しいところ。
このように中継所では毎年数多くのドラマが生まれるのだが、みなさんはこの中継がどのように行われているのか知っていますか?
ということで、今回は箱根駅伝中継の舞台裏に大の箱根駅伝ファンの担当が潜入してきました!!
やってきたのは復路、第6区から第7区の襷リレーが行われる小田原中継所。沿道は多くの観客で鈴なり状態。そんななか発見したのが↑の写真のクレーン車だ!!
クレーン車が停車している中継所の反対側にある駐車場に回り込むとベースとなるトラックの車種は日野レンジャーであることがわかった。
そしてクレーンの先にはゴンドラのようなものが設置されていて、クレーンを上に伸ばせば地上4階建てのマンションほどはあろうかという高さ。さらによく見るとそのゴンドラには人が乗っているではありませんか!!
ちなみに後日、日本テレビにクレーン車の詳細について取材を求めたが「箱根駅伝はあくまで選手がメインですので公表は差し控えさせていただきます」ということで回答は得られなかった。しかし、現場ではゴンドラには撮影スタッフが乗り込み、カメラ機材と集音用のガンマイクで、選手を上から撮影する様子が見られた。
そう、このクレーン車は手に汗握る襷リレーの瞬間を撮影するテレビ中継用のもの。中継所付近で選手が上から撮られている映像はこうして作られていたのだった!!
こうしたプロの技、道具があってこその箱根駅伝中継。早くも来年が楽しみだ!!
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