【絶滅寸前でもまだ現役??】いまもシガーライターを装備する車と切実な事情

スバル/標準設定はないがディーラーオプションで対応

アクセサリーソケット(右側)に加え、USBポートが装着されているXV
アクセサリーソケット(右側)に加え、USBポートが装着されているXV

●スバル 
■標準装備車なし

▲ディーラーオプション設定
・レヴォーグ
・WRX STI
・WRX S4
・BRZ
・フォレスター
・インプレッサ(G4&スポーツ)
・XV
・レガシイB4&アウトバック
・ディアスワゴン
・サンバーバン/サンバートラック

 スバルも標準装備車はないが、ディーラーオプションについては全車対応している。

三菱/ディーラーオプションで対応

デリカD:5は インパネロア、リアクォーターに各1か所ずつアクセサリーソケットを設置
デリカD:5は インパネロア、リアクォーターに各1か所ずつアクセサリーソケットを設置

 三菱ではシガーライターを標準設定しているのはミニキャブMiEVのみ。それ以外の車種はディーラーオプションで対応している。

●三菱 
■標準装備
・ミニキャブMiEV
▲ディーラーオプション設定
・アウトランダーPHEV/アウトランダー
・i-MiEV
・ミラージュ
・タウンボックス
・ミニキャブ/ミニキャブトラック

スズキ、ダイハツ/商用車中心にディーラーオプションで設定

 スズキ、ダイハツは商用系を中心にディーラーオプションで対応。なお、兄弟車でもメーカーが異なる場合、設定がないモデルもある(例:ソリオ/デリカD:2)。

●スズキ 
■標準装備車なし
▲ディーラーオプション設定
・バレーノ
・ソリオ
・エブリイ
・キャリイ
・スイフト
・ラパン
・ハスラー

●ダイハツ 
■標準装備車なし
▲下記はディーラーオプション設定
・アトレーワゴン
・ハイゼットトラック/ハイゼットカーゴ

触れば火傷するシガーライターが最新のクルマに残っている不思議

 というワケで上記に紹介してきたモデルが、国産メーカーでシガーライターを標準装備、あるいはディーラーオプションで用意している車両になる。

 シガーライターが減少した一番の原因は、タバコを吸う人が減ったからだが、紙巻きタバコは年々売り上げ減少の一途をたどっており、1996年に記録した年間3483億本をピークに直近の2018年では1300億本と、22年間で約6割も販売本数を落としている(出典:日本たばこ協会)。

 さらに今は、火も要らず煙の出ない加熱式のタバコが発売され、それらがシェアを伸ばしてきていることもあり「タバコに火を点ける」という行為は愛煙家のなかでも少なくなっている。

 触ると火傷する昔の電熱調理器はもはやなくなったのに、いまどき、誤って指が触れると火傷をしてしまう旧式のシガーライターが最新のクルマに残っているのが不思議。

 今後は、シガーライターそのものは消滅していくのは間違いないだろうが、これまた不思議なのは、シガーライターを差し込めば使える、アクセサリーソケットが、なぜまだ生き残っているのか、ということ。

 それは、ドライブレコーダーやクルマで使う電気製品はいまだにシガーライターソケットに対応している製品が多い、というのが理由。

 最近ではUSBポートも増えてきているとはいえ、ここだけ、進化のスピードがイマイチ遅いと感じるのはボクだけだろうか。

 新車の装着車はなくなっていくだろうが、すでにシガーライターが装備されているクルマへの対策も必要ではないだろうか。

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