笹原右京、タイトル争いを激しくした 2 位と 3 位の連続表彰台

笹原右京、タイトル争いを激しくした 2 位と 3 位の連続表彰台

 ベストカー本誌で連載中の日本人レーシングドライバーの期待の星、笹原右京選手のフォーミュラ・ルノー2.0NECシリーズ第5大会のレポート!

 この先の展開を面白くさせる連続表彰台を獲得!もっと行け右京選手!


2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第 5 大会 レース概要

  • ■大会概要
  • 開催地:オランダ(アッセン:一周 4.542km)
  • 開催日:2015 年 7 月 31 日(金)〜8 月 2 日(日)
  • ■アッセン・レビュー
  • 7 月 31 日(天気:晴れ時々曇り/路面:ドライ) レース 1 予選 2 番手/レース 2 予選 3 番手
  • 8 月 1 日(天気:晴れ/路面:ドライ) レース 1 決勝 2 位
  • 8 月 2 日(天気:晴れ/路面:ドライ) レース 2 決勝 3 位

レースはどうなったのかを詳しくレポート!!

 2015 シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第 5 大会は、7 月 31〜8 月 2 日にオランダ・アッ センで 24 台の参加により実施されました。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19 歳)は、 31 日の練習走行で 1 回目 2 番手、2 回目 7 番手と順調な滑り出しを見せるとともに、クルマの戦闘力に手応えを得て いました。

 そして同日夕刻に実施された予選では、1 回目はレース 1 決勝の 2 番グリッド、2 回目はレース 2 決勝の 3 番グリッドをそれぞれ獲得しました。

 8 月 1 日のレース 1 決勝(25 分間)、2 番グリッドの笹原はポールシッターのミスにも乗じ、素晴らしいスタート でトップを奪いました。レース序盤から一気にリードを広げようと攻める右京でしたが、4 周目の最終シケインで路 面の凹凸によりクルマの挙を乱した隙を突かれて 2 番手へ後退。

 再逆転を狙ってトップの選手を攻め立てますが追 い抜きは叶わず、約 0.6 秒差の 2 位でチェッカードフラッグを受けました。

 8 月 2 日のレース 2 決勝(25 分間)、3 番グリッドの笹原はレッドシグナル消灯直後から早々にトップをうかがい ながらも、フロントロウ 2 台の牽制に行く手を阻まれ 3 番手でレース序盤を戦い始めました。

 上位 2 台のペースが上 がらない中、この状況をチャンスと見て超接近戦に持ち込んだ右京でしたが、追い越しが難しいコースレイアウト、 トップと 2 番手の強引なブロックに遭遇して最後までオーバーテイクの機会を得られず、3 位でチェッカードフラッ グを受けました。

 なお、笹原の次のレースは 9 月 4〜6 日にイギリス・シルバーストンで開催されるユーロカップ・フォーミュラ・ ルノー2.0 シリーズ(EUROCUP FR2.0)第 4 大会となります。引き続きご注目いただき、末⻑いご支援とご声援を よろしくお願い申し上げます。

■笹原右京のコメント

 「練習走行では自分で考えたセットアップがうまくいき、予選に向けて期待が高まっていました。1 回目はポールポジション獲得 寸前でしたが最後の最後に抜かれて 0.05 秒差の 2 番手でした。

 2 回目はアタック中に先行する車両の急ブレーキに阻まれて 3 番 手。ポールポジションを取れる手応えがあっただけに、なんともスッキリしない結果となりました」

 「レース 1 決勝は素晴らしいスタートを決めてトップに立てました。2 番手の選手は 4 本とも新品タイヤで僕より優位だったので、 早めにリードを築いて逃げ切ろうと序盤からプッシュしました。

 しかし、最終シケインの石のレイアウトが変わっていて、少し でも速く走りたいという欲もあって攻めた結果、大きなバンプに捕まってしまいました。2 番手へ後退してからも再逆転のチャン スをずっとうかがっていましたが、コースをはみ出したクルマが持ち込む砂や風でコース外から舞ってくる砂の影響でペースを上 げられず、追い抜くことはできませんでした」

 「レース 2 決勝はフロントロウのふたりが新品タイヤというアドバンテージを持っていたので、中古タイヤで臨んだ僕はレース 1 決勝のような良いスタートを切ってトップに立ち逃げ切るつもりでした。

 実際スタートはまずまずでしたが、フロントロウのふた りに警戒されて行き場がなく、3 番手でレース序盤を戦い始めました。自分自身のレースペースは良く前の 2 台を遅く感じていま したが、抜きどころないコースレイアウトに苦戦し、チャンスを探り続けましたが時間切れで 3 位に終わりました」

 「開幕大会以来の優勝こそ叶いませんでしたが、ランキングは 2 位に対して 8 ポイント差と迫りました。今季の初めより自分から 積極的にマシンに関するアイデアを考え抜き、チーム一丸となって必死に改良に取り組んできたセットアップが機能し始めたこと を今回はあらためて確認できました。これは大きな希望となります。今後もご支援とご声援のほど、よろしくお願い申し上げます!」

次ページは : 笹原右京プレスリリース

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