ハイエースをベースとしたキャンパーの魅力に迫る!

ハイエースをベースとしたキャンパーの魅力に迫る!

ワンタッチで屋根裏の快適空間が出現最新バンキャンパーの便利機能にせまる

 いまや日本人は年中レジャーに勤しんでいるが、最も気持ちのいい季節と言えば秋。ちょっとまとまった休みをとって山や海に自然とふれあいにいくという人も多いはず。

   そんな人にピッタリなのが今回紹介するトヨタハイエースをベースにしたバンキャンパー。欧米の豪勢なキャンピングカーは魅力的だけど国内の道路状況には厳しいし、さらにトラブル時の修理を考えるとどうしても国産が好ましい……、そんなユーザーから圧倒的な人気を誇るキャンピングカーのカテゴリーだ。


1台に便利な機能が満載!

  そんな大人気のハイエースベースのバンキャンパーのなかでいま注目の1台が、(株)ホワイトハウスから7月4日にデビューした「PRECIOUS」(プレシャス)。最大の特徴は【オートポップアップルーフ】だ。

 ポップアップルーフとは仮眠時に屋根部分を大きく展開して、屋根裏部屋のような感覚で室内を広く有効に使うことができる、バンキャンパーでは定番の装備。またベッドを設置することで大人ふたりが寝ることもできる。ベッドサイズは1880×1280㎜。子どもふたりはルーフのベッドで、両親は車内の大きなベッド(2200×1100㎜)でという使い分けもできそう。

  普通のポップアップルーフは日本に無数にあるので「珍」ではないが、この「PRECIOUS」の最大のセールスポイントはポップアップルーフが電動油圧式の自動開閉タイプという点だ。過去にマツダのボンゴフレンディに「オートフリートップ」なる自動開閉ルーフトップがあったが、「PRECIOUS」の操作はタッチパネルを「ピッ」とするだけで済んでしまう21世紀らしい製品だ。

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  細かいところに手が届く!

   キャンピングカー愛好家に言わせると車中泊での大敵は「虫」だそうだ。朝起きたら蚊などの虫に刺されていたなんてのはぜひ避けたいところ。そこで網戸の出番。クルマ用の網戸はすでに市販されているが、ボディにマグネットで貼るなどの「後付け」が主流。

 その構造ゆえ小さい虫たちが車内に侵入することも多かったそうだ。しかし「PRECIOUS」の【フライスクリーンシステム】は、車内にレールが設置されており家庭の網戸と同じ感覚で使用できる。スライドドア1面が網戸になるので、高原の涼やかな風をダイナミックに感じることができるはず。

   お次の便利機能は【チルト・スイベルシート】。こちらは運転席、助手席が後方に回転するというシート。ハイエースはフロントシート下にエンジンを搭載するため、どうしても運転席と助手席の間に出っ張りが生まれてしまう。シートを回転させようとしても、出っ張りが邪魔で回転させることができないという弱点があった。

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   しかしこの「PRECIOUS」では「チルト(斜めに持ち上げ)」して、「スイベル(回転)」させることでその難題を見事クリア。フロントシートを回転させて、2列目シートに座った人と対面で会話することもできるのは嬉しい。

   またこの【チルト・スイベルシート】はシステム単体での販売も可能。運転席・助手席がそれぞれ7万5000円(税別)。DXグレードを除く200系ハイエースに取り付けができるそうだ。取り付けは安全に関わるのでプロへ要相談とのことだが、興味のある方は下欄外のホワイトハウスまで問い合わせてほしい。

    お値段698万円〜(納期:要問い合わせ)と決して安くはないが、これだけいたれりつくせりならば、お出かけの機会がグーンと増えるかも!?

問い合わせ先:(株)ホワイトハウス 電話 0561‒37‒5336

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