日本でWRX STIが2019年12月に販売終了してから早5年弱。3ペダルのMT車がWRXから消えて久しいが、アライモータースポーツがカナダ仕様WRXの6MT車を並行輸入しているのだ。マニュアルのWRXが欲しい人はもうオーダーするしかない!
文/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生、写真/スバル
■左ハンドル仕様となってしまうのだが……
ラリードライバー、新井敏弘氏の経営する「アライモータースポーツ」(群馬県伊勢崎市)がカナダ仕様WRXの6MT車を並行輸入を2024年3月20日から開始している。対象となるのは現地仕様のベースグレード(日本円で約398万円)で、アライモータースポーツでの乗り出し価格は680万円前後(レートによって変動の可能性あり、国内陸送費別)になるのだという。
さっそくアライモータースポーツの担当者に並行輸入するきっかけについて話を聞いてみたところ、「やっぱりWRXといえばマニュアル車じゃないですか? でも、現行型WRXには2ペダル車のS4しか設定がない。それなら北米モデルを並行輸入してしまえばいいと思いまして」
なぜ、米国仕様ではなく、カナダ仕様を選んだのかを聞くと、「私の知り合いにカナダスバルの者がおりまして並行輸入するにあたって話が早いということもありましたが、北米仕様のメーター表示がマイルのみになってしまうのに対し、カナダ仕様はマイル表示とkm/h表示の併記となっていることもあります」とのこと。
カナダ仕様のベースグレードとなるため、日本の法規をクリアするためには右側通行の左ハンドル車用の光軸となっているヘッドライト、それとマフラーが現地仕様になっていてマフラーからの騒音規制をクリアしなければならないという。
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