夏のピークが過ぎても熱中症に注意!! まだまだ油断してはいけない!!

■それでも熱中症になってしまったら?

 熱中症になってしまったら、少しでも早く手当てをして重症化を防がなくてはならない。そのためには早期に熱中症の兆候に気づくことが大切だ。

 高体温、大量発汗(あるいは逆に)発汗の停止、倦怠感、生あくび、頻脈……。こんな兆候に気づいたらドライブを中断し、木陰やエアコンの効いた室内など少しでも涼しい場所で休息しよう。

 服を脱ぐ、足を高くして横になる、うちわであおぐ、冷えたペットボトルを首元・わき・足の付け根などに当てて冷やすといった処置を行ないながら、水分の補給を続けて回復を図ろう。

車内の温度が視認できる温度計を設置するもの手(実際ネットで調べるとDIYしているお父さんも多いようです)

 ドライブ中の熱中症は、大事故につながる危険性をはらむ。夏場のドライブは思いのほか体に負荷をかけるものであることを肝に銘じて、万全の状態でハンドルを握るようにしたいものだ。


【番外コラム】暑い車内を効率的に冷やすには?

 本文でも触れているがJAFが行ったテストによると、夏の炎天下で車内温度を最も早く下げるには、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出してから窓を閉めて、エアコンを内気循環に切り替えて冷やす方法が最も効果的だったという結果がある。

 このテストは、車内が55℃になった時に「エアコンのみ」や「エアコン+走行」など、複数の方法のうちどれが最も早く車内温度が下がるのかをテストしたもの。

 結果、エアコン(内気循環)だけでは27.5℃に下げるのに10分かかったが、エアコン+走行の方法では28℃まで5分で下げることができている。

 なお、窓を開けずにエアコンの外気導入だけでの10分後の温度は29.5℃。エアコンだけの場合は内気循環のほうが若干早く温度が下がる。

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