ドライバーが運転する際に欠かせないもの。ガソリン、タイヤ、などさまざまあるがシートもそのひとつだ。
多くのレーシングドライバーに愛され、そして多くのスポーツカーオーナーに愛された、メイド・イン・ジャパンにこだわるシートメーカー、BRIDE(ブリッド)の本社を訪ね、その新しい挑戦となる新製品の魅力に迫った。
文:WEBベストカー編集部/写真:塩川雅人
BRIDEのこだわりとは? 高瀬社長にインタビュー
シートメーカーと聞けば頭のなかに幾つかブランドが挙がることだろう。ではBRIDEの印象はどうか?
リクライニングのできるフルバケットシート「GIAS II」や「STRADIA II」などの人気シート、そして「ZETA III」、「VIOS」といった本格的バケットシートをラインアップに並べるメーカーである。
昨今はスーパーGT、スーパー耐久などのトップカテゴリーでの使用も多く、まさにプロが認めるホールド性、快適性、そして安全性を兼ね備えたブランドだ。
「BRIDEは長らくスポーツシートの開発を行ってきました。多くの方にご愛用いただきとても嬉しく思います。メイド・イン・ジャパンにこだわり、日本人の体型に合わせたシート作りをしています」
と高瀬社長は話す。今年はBRIDEが掲げるテーマがあるという。
「1月には童夢さんとのコラボレーションで究極のレーシングシートである”HYPER”(129万6000円)を開発しました。
そんなスポーツシートの開発と並行して”シートを変える”ことを多くの方に知ってもらいたいと思っています。シート交換啓蒙ができればと考えています」
たしかにバケットシートといえばスポーツカーのもの、チューニングカーのもの、というイメージが多い。そんな常識を覆す、快適なシートができたとのことで紹介しよう。
メディカルコンフォートシリーズ「STREAMS」シリーズを展開
今回目玉になるのが2月1日に発売開始になった「STREAMS」シリーズ。なんとBRIDEの代名詞である首元の「ベルトホール」がない。これはいったいどういうことか? 引き続き高瀬社長に聞いてみた。
「実は弊社の製品はスポーツカーのみならず乗用車や商用車のオーナーさんにも幅広く愛用されています。
車種別の販売数でいうと86とハイエースが同率首位といったところで、職人の方々にも愛用されています。純正シートより絶対的に性能は上ですし、快適性は桁違いです」
そう、実はBRIDEの販売数のかなりの部分をハイエースのオーナーが占めている。通常のクルマに関してもBRIDE製品への交換は快適性などで交換する意義が大きい。
それをもっと多くの方に広めたいという思いから「STREAMS」シリーズ(定価:10万4760円〜)をリリースしたそう。
「STREAMS」はエルゴノミクス(人間工学)デザインを追求しており、シートの「面」で身体を支えて疲労感を軽減する。
「STREAMS CRUZ(定価10万8000円〜)」にはアームレスト(税別価格:7000円)の設定もあり、快適に乗れるシートになっている。今回はスポーツカー以外のクルマとのフィッティングを行ったので写真とともに紹介しよう。
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