F1、スーパーGT…ドライバーやメカニックの年収は? 自動車業界の給与明細【後編】


スーパーGTドライバーでも億単位は一握り

 いっぽう、国内で活躍する日本人ドライバーはどうか? スーパーカー手配師でレース界に精通するプリウス武井氏に聞いた。

「スーパーGTのGT500でワークスドライバーのトップだと年収は約1億円。ただ、こういうドライバーは各メーカーせいぜい1人しかいない。GT500クラスでも若手ドライバーだと年俸は500万円ほどになる。平均して約2000万円が相場」と武井氏。

国内トップカテゴリーのスーパーGT GT500クラス。2016年は3メーカー、計15台・30名のドライバーがレギュラー参戦したが、GTドライバーはプロ野球選手以上に給料の開きがあるといえそうだ

 では、GT300はどうだろうか?

「GT300で、年俸制で契約しているドライバーはほぼいないハズ。“乗車手当”は出るけど、パーソナルスポンサー契約による収入がメインだから(年収は)人によってまちまちでしょう」

 スーパーGTは日本のトップカテゴリーなだけに、もっと高給でもいい気がするのだが……。

レースクイーンの日当はノーギャラの場合も!?

 ちなみにレースクイーンの収入を武井氏に聞くと「レースクイーンはほぼ日当契約。トップの人でも1日5万円程度で、なかにはノーギャラの人もいる。日当は平均して1万5000円ほど。でも、レースクイーンとしての露出がほかの仕事に繋がることもあるからね」とのこと。

 レースクイーンとして地道に人気を得て、仕事の幅を拡げていく……レースクイーンには、お金以外の効果があるということだろう。

サーキットを彩るレースクイーンたち。そのお給料は思ったより少ない印象だが、7万人以上が集まるイベントでの露出は抜群の宣伝効果があるハズだ

 このように、職種によって条件はさまざま。職業なのだからお金は重要だが、もっと大事なのはやりがい。

 ここまで調査を進めるなかで、不思議と自分の仕事にやりがいを感じていない人は少なかった。“好きこそ物の上手なれ”。クルマ業界への就職も悪くない?