■「アイサイトが付いた3列シート車」と考えれば
アイサイトは、すでに他モデルでは全車Ver.3、一部はそこからさらに進化しているので、久々のVer.2体験だったが、全車速対応ACC、衝突被害回避軽減ブレーキ、先行車発進お知らせ機能、AT誤発進抑制制御、車線逸脱機能など、今も求められる基本的な機能はしっかりと押さえており、高速の渋滞時やクルージング走行などでサポートをしてくれ、アイサイトの存在価値を再認識させてくれた。
さすがにインテリアに新しさはないが、タンカラーのインテリアは、なかなか洒落ていて良い。
試乗車は、ブラック/タンの撥水シートを持つ「X-BREAK」だったが、個人的には、インテリアがタンカラーとなる標準仕様車の「2.5iアイサイト」のほうが好みだ。
落ち着きを求めるなら、ダークブラウンインテリアの「モダンスタイル」という選択もある。
■スバルらしい型破りなモデルをぜひ!
スバルでは当面、多人数乗り車の投入予定はないという。そのため、スバルの3列シートモデルを新車で手にするのは、今がラストチャンス。12月18日までに注文すれば、好みの仕様が手に入れられる。
希望的観測でいえば、次期フォレスターに3列シート仕様がでるのを期待して待つという手もあるだろう。
ただクロスオーバー7は、今となっても悪くない選択だと思う。アイサイトVer.2を備えながら、表示や操作系も、まだシンプルで誰にでも扱いやすい。まさに2世代、3世代が共同で所有するファミリーカーとしてはおススメできる。
もし興味があれば、店頭に出向いてみる。決断はその後からでも遅くはない。また在庫車と希望が合えば、思わぬ条件で手にすることもできるかも……。
何はともあれ、お疲れ様でしたエクシーガ。スバルらしい他の追従を許さなかった個性派ミニバンが1世代で消えてしまうのは、やはりちょっと寂しい。またスバルらしい型破りの新型車の登場を期待したい。
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