■軽自動車にも使える!? ブルーアースGTの広い守備範囲
ブルーアースGTはその守備範囲の広さも特長。輸入車やミドルサイズセダン、ミニバンも視野に入れているが軽自動車サイズも揃う。
多くの試乗車のなかからまずはブルーアースGTを装着したレガシィB4に乗ってみる。4WDのセダンにはどのようにマッチするのだろうか?
レクサスGSに比べてサスペンションがよく動くレガシィだけに、タイヤのシッカリ感は強く感じられる。遮音性も高く個人的には今回の試乗ではベストマッチングに思えた。
ブルーアースA同様に角のないフィーリングを引き継ぎつつも、サスペンションが沈み込んでいった先の感触は懐が広がったようだ。
続いてブルーアースGTを装着したN-BOXに試乗。タイヤのサイズが小さいこともあるが、50km/hでお世辞にも舗装が綺麗ともいえないワインディングを走っていると、路面の凹凸をコツコツと拾う。
しかし下り勾配などの軽トールワゴンなどが苦手とするコーナーリングでは、シッカリとしたタイヤのグリップ感があり、安心感は非常に高かったのも事実。
N-BOXに関しては快適性と安心感は、ややトレードオフの関係にあるようだが、これはタイヤラインナップの広さで不満が出ることはないはず。
「GT」というタイヤの名称どおり、長距離走行や運転の楽しさも追求したタイヤがブルーアースGT。
従来のブルーアースAに「もっとシッカリ感があればなぁ」なんて思っていたユーザーにはピッタリのタイヤだろう。
そうそう、今回はドライだったからお伝えできなかったが、ウェット性能のグレーディングは従来のブルーアースAと同じく「a」。
雨にも強く、転がり抵抗も抑えられ、そこにシッカリ感となる剛性をプラスしたブルーアースGT AE51。
クルマ好きなお父さんも、燃費が気になる奥さまも、乗り心地が大事なお子さまも。ブルーアースGTはみんなが大満足のタイヤと言えるかもしれない。
2019年2月1日から発売開始。サイズは245/35R19 93W~155/65R14 75Hの全57サイズ。価格はブルーアースAの後継ということもあり同価格帯が予測される。
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