話題の未来車トヨタLQ市販せず…ただし『ウルトラマンZ』で大活躍中!!

話題の未来車トヨタLQ市販せず…ただし『ウルトラマンZ』で大活躍中!!

 おやおや…? おやおやおやおや…?(しつこい)

 土曜日の朝、テレビを見ているとどこかで見たような近未来型フォルムが画面のなかに。よく見れば去年の東京モーターショーでお披露目され、2020年登場とも囁かれていた(がベストカーの勘違いだったことがわかり謝罪させていただいた)トヨタLQ その人(?)ではないですか。

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 いったいこれはなに? ひょっとして企画担当 まだ寝てる?

【画像ギャラリー】ひょっとしてほんとに市販が実現しちゃったり…? トヨタLQをギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年7月のものです
文:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年8月10日号
©トヨタ ©円谷プロ ©ウルトラマンZ製作委員会 ©テレビ東京


■未来感バツグンのトヨタLQがウルトラマンシリーズに登場!

 実はこの「LQ」、6月20日から放映されているウルトラマンの新シリーズ『ウルトラマンZ』(テレビ東京系朝9時~9時半放映)のなかで、地球防衛軍日本支部の対怪獣ロボット部隊である“ストレイジ”の愛車「ステッグ」として設定されているのだ。

ストレイジの地上任務の際に使用される特殊車両「ステッグ」として登場するLQ

 ストレイジの作戦班が地上任務の際に使用する特殊車両が劇中でのLQの役割となっているとのこと。

 LQは4人乗りEVで、航続可能距離は約300kmで実際に走行が可能なほど作りこまれていたコンセプトカーだった。

昨年(2019年)の東京モーターショーで初公開されたLQ。モビリティエキスパートであるAIの「YUI」を搭載し、一人ひとりの移動ニーズを満たすという

 米国で人工知能や自動運転、ロボティクスなどの開発を請け負うTRI(Toyota Reserch Institute)との共同開発でAIエージェントのYUI、SAEレベル4に相当する自動運転機能を搭載している。

 トヨタが「新しい時代の愛車を具現化した」として発表したLQ、そのボディサイズは全長4530×全幅1840×全高1480mm、ホイールベースは2700mmで車重は1680kg。

コンセプトモデルとはいえ、昨年公開された時点でもかなりLQのインテリアは完成されていた。実走できるのだから当然かもしれないが

 リチウムイオンバッテリーを搭載し、モーター最高出力204ps、バッテリー容量は54.3kWhと公表されている。

 東京モーターショー出展時に「このままでも公道走行可能なように国内法規をクリア」と公表され、それを受けて当サイトでも「2020年内にも市販化」と報じてしまったが、残念ながら市販化はせず。

 ただし東京オリンピックに合わせて都内をデモンストレーション走行する予定だ。

無人自動バレーパーキングシステムやドライバーの視線移動を低減することで安全運転を支援する「AR-HUD」などを備える

 もともとは2017年1月のCESで公開されたコンセプトカーの「Concept – 愛i」が進化したのがLQであり、Concept – 愛iがモックアップで走れなかったのに対し、LQは実走できるのがその最大の違い。

 実際にウルトラマンZの劇中でもナンバー付きで登場している。

 ちなみに、劇中でウルトラマンZの声を担当しているのは声優の畠中祐(たすく)氏で、実は畠中氏、ベストカーでもその活動をレポートしている業界初の声優レーシングチーム、「VART」の最年少メンバーでもあるのだ。

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 ウルトラマンシリーズに過去に出ていたクルマといえば、昭和時代で最も有名なウルトラセブンでのウルトラ警備隊のポインター(クライスラーインペリアルベース)をはじめ、ウルトラマン80のスカウターS7(SA22型初代サバンナRX-7)、平成になってからもウルトラマンダイナの最終型プレリュード、ウルトラマンガイアの3代目アコードワゴン、ウルトラマンコスモスの初代インサイト、ウルトラマンギンガSの初代リーフなどが存在したが、LQはそれらを凌駕する存在感を放てるのか、期待しようじゃないか!

『ウルトラマンZ』(テレビ東京系で毎週土曜日朝9時から放映中!)
『ウルトラマンZ』(テレビ東京系で毎週土曜日朝9時から放映中!)

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