輝きを増し続けるマツダMAZDA2(デミオ時代を含めると2014年9月~)
経営危機の状態にあったマツダを救った救世主としても知られるデミオも、現行型で4代目。2019年7月のマイナーチェンジでグローバルネームの「MAZDA2」に改名しているが、基本的には4代目デミオを踏襲して現在まで販売が続けられている。
MAZDA2になったタイミングで静粛性が向上し、クルマとしての完成度もワンランク上のものとなったほか、国産車のこのクラスの車両としては唯一ディーゼルエンジンを搭載しているほか、3ペダルMTのラインナップも豊富ということで、いまだに根強いファンが多い。
クルマとしても2021年6月に一部改良がなされ、ガソリン車の一部が高圧縮比仕様となって環境性能をアップしたほか、ワイヤレス給電やApple CarPlayのワイヤレス接続をオプション設定するなど装備の充実化が図られており、同年10月には半導体不足の影響で車両のディスプレイが7インチから8インチに大型化(CX-3と共用化)がなされるといううれしい誤算もあった。
一部改良で注目モデルが登場! スズキ アルトラパン(2015年6月~)
スズキのベーシック軽であるアルトをベースに、キュートな内外装をプラスして主に若い女性をターゲットとしたアルトラパン。3代目となる現行型はベースのアルトが8代目へとフルモデルチェンジを果たした半年後に登場している。
ベースとなったアルトは昨年12月に9代目へとフルモデルチェンジを果たし、ラパンも3代目の時と同じように後追いでフルモデルチェンジを実施するのではないか? と思われていたのだが、なんとラパンは6月17日に一部改良がなされ、新たに往年のフロンテを思わせるフロントマスクを持った「アルトラパンLC」を追加。
さらにミッションを新型アルトに搭載されたものと同じアイシン製のものに置き換えるなど、間に合わせの改良とは思えない力の入りようで、アルトラパンはしばらく3代目が継続販売されるだろうなと思わせるものとなっていた。
このように、フルモデルチェンジを行わない車種には車種なりの理由があるのだろうが、終売をさせないということは、メーカーにとっても存在意義がある車種と認識されているのは間違いない。
そのためこれらの車種は決してメーカーに見放されたモデルというわけでなく、むしろ大切にしたい車種ということになるだろう。そうでなければ継続的に一部改良などをしてまで延命することもないハズで、いつの日かフルモデルチェンジをするタイミングを虎視眈々と狙っているとも言えるのである。
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コメント
コメントの使い方いやぁ、エルグランドは違うでしょ…
他の車は理解出来るけど。