毎日新車ディーラーを周り、足で稼いだ新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。その遠藤氏が今回も新型車のホットな情報を掴んできてくれた。
2018年は9月以降もマイナーチェンジなどを予定しているモデルがあります。トヨタのアルファード/ヴェルファイア一部改良があるほか、ホンダヴェゼルの追加モデルなどが登場する見込みです。
また今回は、最近登場した注目モデルの気になる売れゆきについてもお伝えしていきます。
文:遠藤徹
ベストカー2018年9月26日号「遠藤徹の地獄耳スクープ」より
■11月1日にアルファード/ヴェルファイア一部改良
トヨタは11月1日、アルファード/ヴェルファイアを一部改良し、全車に誤発進防止装置の「インテリジェントクリアランスソナー」を標準装備します。前方と後方の両方の踏み間違えによる誤発進をソナーが検知し、事前に衝突を回避します。
従来モデルは7月いっぱいでオーダーストップしており、現在各ディーラーでは在庫一掃セールに入っています。この9月はグレードやボディカラー、オプション装備にこだわらなければ35万円以上の大幅値引きが期待できるでしょう。現在販売されている特別仕様車は特別装備の多くを改良後はカタログモデルに組み入れるため、ひとまず廃止とします。
改良モデルは8月下旬から事前予約の受付を開始しています。内外装やカラーリング、グレード構成の変更はありません。
■ヴェゼルにスポーツバージョン1.5Lターボを設定
ホンダは今年(2018年)12月にもヴェゼルに走りのポテンシャルを高めたスポーツバージョンの1.5Lターボ車を設定します。この追加モデルは、パワフルなエンジンと強化した足回りを持ち、オンとオフともに走りの両立を図ったモデルとなっています。
なお、これによってヴェゼルの次期型へのフルモデルチェンジは、2020年以降にずれ込むことが予想されます。
■新型CR-Vの発売は好調な滑り出しになりそう
8月30日に発表、31日に発売(ハイブリッドは11月1日に発売)した新型CR-Vの売れゆきが好調な滑り出しとなっています。7月下旬に事前予約を開始していましたが、納期は早くも11月上旬以降にずれ込んでいます。
ガソリン1.5Lターボ車と2Lハイブリッド車が設定され、注文時点での販売構成比はほぼ半々ですが、1.5Lターボ車に設定された3列シート7人乗り車は全体の15%以下にとどまっています。最も引き合いが多いのは1.5Lターボ車、2Lハイブリッド車ともに最上級グレードのEXマスターピースになっています。
新型の9月から12月までの受注計画は1万台ですが、10月頃までにこれを達成できそうな見通しとなっています。
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