「GRスポーツ」次の展開は? プリウスに来春追加可能性も
アクアは2WDの1.5Lハイブリッドで「G」をベースにGRスポーツを設定している。ただ同モデルは2021年夏にも次期型に切り替わるとの情報もある。であればGRスポーツバージョンは一旦廃止になり、数年後のマイナーチェンジで復活させる可能性がある。
次期型は現行ヤリスハイブリッドとプラットフォーム&基本コンポーネントを共用するはずだから、GRスポーツバージョンも同様に仕立てられるはずである。
プリウスは、2015年12月9日にフルモデルチェンジして現行モデルに引き継ぐ際にGRスポーツバージョンを廃止した。こちらの現行モデルバージョンは、今年末か2021年春にも復活させる見通しである。
1.8Lハイブリッドであるから、C-HRのGRスポーツと同様の内容になる可能性が強い。
トヨタのGRスポーツ戦略は、今後ふたつの流れで展開される方向にある。
ひとつは従来の量販タイプのカスタマイズ仕様でパワーユニットは、1.5&1.8Lハイブリッドないしは近い将来には1.8Lハイブリッドに代わり、2Lが設定される見込み。
もうひとつはヤリスのように1.6Lターボ&4WDのハイパフォーマンスタイプ車である。このふたつを設定しラインアップを整えることで、近い将来ひとまず完結することになりそうだ。
【証言1:首都圏カローラ店営業担当者】
カローラシリーズは、これまでの歴史の過程でスポーツバージョンのレビン/トレノの時代があったのだから、カローラスポーツのGRスポーツバージョンにパフォーマンスと汎用性のあるカスタムモデルの両方の流れを盛り込んで仕立ててもおかしくないコンセプトといえる。
今回発売後2年経過での一部改良&特別仕様車で対応しているが、3年経過でビッグマイナーチェンジがあり、これまでにGRスポーツバージョンが両方の分野をカバーした商品ラインナップを整えるのが理想的な形といえそうだ。
【証言2:首都圏ネッツ店営業担当者】
5月からトヨタ全車を扱えるようになるが、見積書の作成は4月下旬からできるようになっているので実質的にはすでにスタートしている状況にある。
カローラ店の専売モデルで一番欲しかったのはカローラスポーツだ。今後GRスポーツが新たに加わりそうだから、余計に期待度は高まっている。
GRヤリスとの双璧で頑張って売り込みを強化したい。ネッツ店にとっては若いユーザー層が多く、この種のモデルでは多数の代替え母体を持つ優位さがある。
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遠藤氏レポートのとおり、カローラスポーツ「GRスポーツ」の国内発売は、現時点で年内~来春とみられている。
ラインナップに関して、欧州でデビュー済みであるハイブリッドの「GRスポーツ」が導入されることはほぼ間違いないとみて良さそうだが、1.6ターボ車の追加にも期待が高まる。
その場合、これまでの例に沿ってモデル名が「GRカローラスポーツ」などと変わる可能性もあるだろう。
さらなる情報は入手次第、追ってレポートしたい。
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