■ほかのラインアップはどうなるのか…??
マツダ広報によると、2022~2023年の新型車登場ラッシュにより「そのワリを食って生産終了となる車種はない」とのことだが、とはいえ各社の開発リソースは無限ではない。ざっくりいえば、そろそろフルモデルチェンジの時期にさしかかるであろうマツダ2(旧デミオ)は2014年9月の登場だから今年で丸7年が経過。いまやマツダのフラッグシップサルーンであるマツダ6(旧アテンザ)は2012年11月の登場だからそろそろ丸9年が経過することになる。どちらも次期型の開発は進んでいたはずだ。
今回発表された新型SUVたちは、登場時期から考えてかなり前からマツダの中心的開発モデルであったことは疑いようがない。そうなるとコンパクトカーやセダンの次期型開発はどうなってしまったのだろう…と、余計なお世話は重々承知で心配になってしまう。
特に、本来のモデルサイクルと昨年までの取材結果を総合すると「2022年春頃に登場する」と言われていた新型マツダ6の動向が気になる。根強い人気を誇る名車だけに、「新型を待っている」というユーザーも多いはず。
もともとマツダの現行路線は、ミニバンをラインアップから外し、(車内空間のスペース効率や細かい使い勝手、燃費性能などの優先順位を下げて)走行性能とスタイリッシュなデザイン優先にかなり偏った路線。「狙いを定めて社内リソースを集中させる」ということにかけては得意なメーカーだ。そこが魅力でもあるのだが、危うさも感じてしまう。
マツダの新型車スケジュールについては今後も取材を続け、なにかわかったらすぐお知らせいたします。
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