■トヨタ車が意外と値引き幅が大きいわけ
登録車の販売台数では日産、ホンダ以下の各社を大きく引き離し、独走を続けているトヨタ陣営ですが、首都圏の販売現場では意外にも大幅値引き車が多くなっています。
小型車より上のクラスだと、例えばアルファード/ヴェルファイアで60万円程度のオプション&付属品を加えて購入しようとすると、50万円以上の値引きがごく普通の交渉で提示されたりするのです。
トヨタ車の値引きは、他社の車種と比べて10万円以上大きい例もあります。トヨタは人気の高い車種が多く、納期が長いのですが、そのわりに好条件で買えるのです。
その理由のひとつとしてあげられるのが、トヨタ車同士の競合の激化です。全店で全車併売になって以降、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店という各系列店同士での競合がさらに加速しているためです。
各系列店はお互い負けじと好条件をあげてくる傾向があります。
■トヨタ、カローラクロスの納期は2023年3月以降と長期化
カローラクロスの納期が来年3月以降と大幅な遅延状態が起っています。
人気が高いうえにコロナ禍による半導体を中心とした部品供給が滞っていて、生産の遅れが生じているためです。
■ホンダは6~8月にマイナーチェンジ、追加モデルなどの設定を相次いで展開
ホンダは、6月にフリードとシビック、7月にヴェゼル、8月にN-WGNとフィット、シビックタイプRをそれぞれマイナーチェンジやフルモデルチェンジ、追加モデルの設定などを行って、商品ラインナップを強化します。
フリードは新グレードの「ブラックスタイル」を追加すると同時に、ボディカラーに新色3色を設定します。
ヴェゼルはカスタマイズモデルの「モデューロ」を追加します。
N-WGNはカスタムタイプのフロントグリルを小変更し、フル合皮シートの仕様を設定します。ノーマルタイプはシートヒーターを標準装備し、新グレード「スタイルプラスシック」を追加します。
フィットはベーシック、ホーム、リュクスの各グレードはフロントグリル&フロントバンパーデザインを小変更します。クロスターはルーフレール、フロント&リアガード、合皮コンビシートなどを採用してSUVテイストをさらに強化します。
さらに、フィットはガソリン車とハイブリッド車にスポーツバージョンの「RS」を設定します。
シビックは6月にスポーツe:HEVの2Lハイブリッド車を新設定し、8月にはシビックタイプRをフルモデルチェンジします。タイプRは新型も2Lターボエンジンを搭載し、FF車最速を目指します。
これらによって、ホンダは今年後半の増販攻勢の盛り上げを果たす構えです。
■ダイハツ、6月27日に新型ムーヴキャンバスの予約受注を開始
ダイハツはムーヴキャンバスをフルモデルチェンジし、新型の予約受注を6月27日に開始する見込みです。
新型は、タント同様にプラットフォーム、エンジン、足回り、駆動系を全面刷新します。パワーユニットは新開発のNAエンジンに加えて、新型ではターボエンジンも搭載する見込みです。
なお、現行モデルは4月12日からオーダーストップ扱いにしています。
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