新型シエンタ販売秒読み!! ほか新車続々登場!! 今夏の戦略がわかる最新情報

シエンタいよいよ新型販売秒読み!! ほか新車続々登場!! 今夏の戦略がわかる最新情報

 毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。

 ガソリン価格の値上がりの影響で、純ガソリン車とハイブリッド車の両方を設定している車種は、これまで50%程度だったハイブリッド車の販売構成比が、80%以上に上昇している車種が目につくという。そんななか、各社の今夏以降を睨んだニューモデル攻勢が徐々に明らかになってきた。

 遠藤氏が入手した人気車種の最新情報をお届け!!!

※本稿は2022年4月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年5月26日号

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■トヨタ、シエンタのハイブリッド車がオーダーストップ!

 トヨタはシエンタのハイブリッドモデルをオーダーストップしました。シエンタは8月にフルモデルチェンジを予定しているためです。ガソリン車のほうも4月中に生産をストップする見込みです。

 次期型は6月頃から事前予約を開始する方向で調整している模様です。7年ぶりとなるフルモデルチェンジで、次期型では新開発の1.5L 3気筒ガソリンエンジンと同1.5Lのハイブリッドを搭載します。駆動方式はFFと4WDを設定します。

 安全パッケージであるトヨタセーフティセンスは最新版が搭載され、次期型はさらに魅力的に進化します。

シエンタは8月のフルモデルチェンジが予想される。次期モデルは新型1.5Lエンジンと、同1.5Lが組み合わされるハイブリッドが搭載される(画像はベストカー編集部による予想CG)

■トヨタ、改良ラッシュ前のオーダーストップで販売店は困惑?

 トヨタは、カローラシリーズ、ハリアー、RAV4、ヤリスなどを8~10月に一部改良します。そのため、これらの車種はオーダーストップしており、販売ができなくなっているので、販売店は頭を抱えています。今回の改良は主に騒音規制強化などへの法規対応によるものです。

 改良後も商品内容は改良前とほとんど変わりませんが、法規対応に合わせて生産ラインの組み換えや新たなカタログの作成などが伴うので、従来モデルの生産を一旦中止します。そのため改良モデルを購入するのに、見積書の作成ができなくなっているのです。

 そのいっぽうで、人気モデルは改良前から多数のバックオーダーを抱えているため、従来モデルの生産、納車が今後もしばらくは予定されているので、月販台数の減少はあまり起こらない見通しです。

 アルファードも法規対応で間もなく改良しますが、多くのグレードは価格を据え置くので、従来モデルのカタログや価格表で改良モデルの見積書を作成し、実質的に販売を継続しています。

 人気モデルはこのような対応をしているケースもあるようです。

■トヨタ車が意外と値引き幅が大きいわけ

 登録車の販売台数では日産、ホンダ以下の各社を大きく引き離し、独走を続けているトヨタ陣営ですが、首都圏の販売現場では意外にも大幅値引き車が多くなっています。

 小型車より上のクラスだと、例えばアルファード/ヴェルファイアで60万円程度のオプション&付属品を加えて購入しようとすると、50万円以上の値引きがごく普通の交渉で提示されたりするのです。

 トヨタ車の値引きは、他社の車種と比べて10万円以上大きい例もあります。トヨタは人気の高い車種が多く、納期が長いのですが、そのわりに好条件で買えるのです。

 その理由のひとつとしてあげられるのが、トヨタ車同士の競合の激化です。全店で全車併売になって以降、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店という各系列店同士での競合がさらに加速しているためです。

 各系列店はお互い負けじと好条件をあげてくる傾向があります。

トヨタ車の販売台数は一強状態だが、購入時の値引き額が大きくなっているという。アルファードの場合、オプション込みで50万円引き以上の例もある

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