スーパー耐久最終戦が開催されている富士スピードウェイ。イベント広場にはなんとFCVのCR-Vが登場した。おいおい、これって公道テストしていたあのクルマじゃないの? 気になる価格まで聞いてきました。
文/写真:ベストカーWeb編集部
■そもそもCR-Vは売らないのか?
スーパー耐久最終戦が開催されている富士スピードウェイに突如として登場したのがFCV(燃料電池自動車)で開発が進むCR-V。公道での目撃情報が相次いでいたクルマだが、ホンダとしてはやはりプロモーションを兼ねていたようだ。
CR-Vは2024年の発売を目指しているという。実物を見る限りはCR-Vのサイズ感も合わせて、FCVとSUVとの相性は非常によそうだ。
そもそも現状はCR-Vの通常モデルも日本市場には投入されていないが、FCVの投入は決まっている状況だ。北米仕様を見る限りはかなりカッコいいのだが、現状としてはまったくの白紙だそう。中国のオデッセイよりもCR-Vをやった方がいいのじゃないのか……。
■電源としても活躍できるCR-V
今回展示されていたCR-Vだが車体左側に二つのフューエルリッドがある。後部は水素充填口、前部は普通充電+給電口になってる。FCVだと水素燃料の供給の不安もあるが、BEVのように充電もできるのが特徴だ。
また車体側の電源を切った状態でも、給電口からアダプタを使えば電気を使用することができるのも特徴。騒音の心配もなく、アウトドアでも電化製品を使うことができるからこれは嬉しい機能。もちろん災害時にも力を発揮できる。
水素CR-Vの登場は非常に楽しみであるが、気になるのがその価格。どうも価格設定で負けている雰囲気もあるホンダだけに、ここはシビアに聞きたいところ。
関係者によれば「クラウンセダンのFCVが800万円程度ですよね。そうなるとSUVとはいえ1000万円は超えてはいけないなと……。まだ価格は決まっていませんけれど……」。
ユーザーの価値観とどこまで近づけるかはあるが、リース販売だけだったり、超高価格帯だったりするとどこまでも厳しい戦いになりそう。SUVのFCVは希少なだけに、CR-Vはハイブリッドモデルも併売してFCVが存在できる土壌を確保してほしい。
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