バンらしい多彩な積載性
全体的なコンセプトは最近のゴージャス&スポーティなSUV感覚ではなく、コンセプト、名前どおりバン的な道具としての使い勝手の追求を志向している。つまり仕事や遊びでアクティブに使うことを重視したオフロードモデルといえる。
助手席側は前後シートともフルフラットになり、約3メートルの長尺物の積載が可能。背もたれの背面やデッキボードにはフックやタイダウンベルトなどで荷物を固定するためのポイントを多く設け、いろいろな荷物の積載が可能。
両側スライドを採用して、横からの荷物の出し入れができるようにしている。運転席の後ろの席座面を前方に立てると、荷物を置くスペースができる仕組み。
インテリアは未来的なデザインで水平基調のダッシュボード、楕円形の個性的で操作のし易さを考慮したステアリングデザインを採用している。
安心パッケージの「トヨタセーフティセンス」はRAV4並みの最新の進化バージョンを標準装備するはずだ。
先行予約は12月から開始!?
Tjクルーザーは発売当初からトヨタ全系列店扱いとなる見込み。販売店へのティザー展開は8月中旬現在でまだ始まっていない。発売するとの情報だけが伝えられているに過ぎない。
10月に第1弾のアウトラインがウェブで伝えられ、11月に入って販売店向けの商品説明会を実施、12月から価格を決め、先行予約の受付をスタートさせる見通しである。
ただ特殊なコンセプトであるから、量販を考えず月販1500台そこそこと限定的になるか可能性が強い。
【首都圏トヨタ店のコメント】
Tjクルーザーが発売になるとの情報はメーカー筋から届いていますが、詳細な商品内容はまだ明確になっていません。東京モーターショーに参考出品したプロトタイプと市販モデルはかなり異なると思います。
外観やボディサイズはほぼ同じだと思いますが、ドアの仕様、シートアレンジメント、パワーユニットは変更になるはず。
ドアはデリカD:5のように両側スライドドアを採用するでしょう。そのほうが遊びクルマとしての使い勝手がよくなるからです。
ミニバンのジャンルではエスティマが年内に廃止、アルファード/ヴェルファイア、ノア/ヴォクシー/エスクワイアの姉妹車が1本化されるだろうから、これらのオープンポイントのカバーとSUVテイストの導入で新しいマーケットを開拓するという狙いがありそうです。
トヨタは2.8Lディーゼルターボを持っているのだから、こちらにも搭載車を設定するとさらに売れるようになるので期待したいですね。
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