荷扱いも運転も相当の技術が必要
ドレージ輸送の特徴として、積む側と下ろす側で扱い人が異なるという所があります。
超長距離間を輸送している訳ですが、積んだ当人が直接納品先に赴く事はありません。積む側はあくまで集荷先から港の輸送区間を運びます。そのため、積む側は下ろす側の人がわかり易い様、丁寧に積む必要があります。
例えば納品先で「ロット毎に下ろし分けてくれ」なんて言われた時に、積み付けレイアウト図を添付しておく等の配慮がとても大切になってきます。
扱う台車の種類も多く、トラクタで引っ張る事ができる台車は何でも牽引します。変わり種で冷凍冷蔵・液体タンク・幅広やフラットまな板台車と様々有りますが、基本はウイングと平ボディの2種が主流になります。
この2種類でも台車の長さは12m~14mがあり、長さが1m違うだけで船賃が変わってくるので、お客さんの要望や物量に合わせて変わります。長さに関して珍しいところで9m平ボディなんてのもあります。
台車一つとっても、長さが変わると運転感覚は大幅に変わってくるので運転には相応の技術が求められます。
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