次期WRX STI、インプレッサより1サイズコンパクトなウルトラAWD
元記事に戻る【トヨタ 巨大提携で生まれる新型車を追う】次期クラウンはマツダとのコラボ?
次期型WRX S4、WRX STIにはトヨタとの共同開発プラットフォーム&AWDが活かされていくことになる。
2019年9月27日に結ばれた新業務資本提携がスバルにとってはさらによい方向に向かっていくだろう。
EJ20エンジンが現行WRX STIで搭載を終了し、今後、新たなFA20ターボと、SGPを使った新たなシャシー&ボディを身にまとうことになるが、ちょうどその節目にこの提携があったわけだ。
このまま、うまくいけば2021~2022年頃には新技術を引っ提げて、新型WRX STIがデビューすることになる。
これとは別に、ワンサイズコンパクトな、以前のインプレッサSTIに相当するようなスーパーAWDマシンがトヨタとの共同開発で生み出される可能性が高いことがスクープ班の調査で見えてきた。
スバルがワークス体制でWRCに参戦するのは、トヨタヤリスとの直接対決になることもあり、ちょっと考えにくいが、次々期型WRCマシン開発の基礎技術として縦置きプラットフォームAWDを熟成させていく可能性は高い。
具体的にどのようなモデルになるのかはまだまだ未知数だが、トヨタとスバルが「最高に気持ちの良いAWD」開発に向けて力を入れていくことは間違いない。
もしかしたら、トヨタとスバルの両方のブランドから、最高に気持ちのいいウルトラAWDマシンがデビューするかもしれない。
サイズ感としては現行型インプレッサスポーツクラス。スバルが伝統的に進化をさせてきた水平対向4気筒エンジンを縦置きにするシンメトリカルAWDを基本としたレイアウトを踏襲し、トヨタとの共同開発で「最高に気持ちいいAWD」を作り上げていくことになる。
2022年には、ハイブリッド化やボディサイズの変更が可能になるなど、WRCのレギュレーションが変わるため、これまでBセグメントのクルマがなかったスバルにとっては、千載一遇の好機となるのだ。
WRCに参戦しているトヨタとの提携強化によって、WRCへ復帰する可能性も見えてきたのではないだろうか? もしかしたら、トヨタとスバルの両メーカーがWRCに参戦することも充分ありえる!