中古車市場で現行型コペンが魅力的! 冬だからってオープンカーはシーズンオフじゃない!!


 軽自動車ながら、「アクティブトップ」と呼ばれる電動開閉式のメタルトップを採用し、プレミアム軽オープンカーという新しい市場を開拓したのが、ダイハツ「コペン」だ。

 初代モデルは2012年に生産終了した。そして、約1年10カ月後の2014年6月に2代目となるコペンが販売開始となった。

 コペンの象徴とも言える電動開閉式ルーフは継承され、スイッチひとつにより約20秒で開閉可能。また、トランクスペースも確保するなど実用性も備えている。今回は販売開始から6年が経過し、いまだにマイナーチェンジも行われていないロングセラーモデルの現行型コペンの最新中古車事情を紹介する。

文/萩原文博
写真/DAITATSU、HONDA

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■スポーティだけじゃなく、ファニーな先代ゆずりの顔つきまで! 個性で選べるコペン

 現行型コペンはフレーム構造、モノコック構造をベースとした新しい骨格構造である「Dフレーム」を採用。フロント~サイド~リア~フロアの車両全体を切れ目なくつなぐ構造とし、さらにフロア下のトンネル部やクロスメンバーなどの補強を行うことにより、ボディ剛性を向上。さらに骨格+樹脂外板という新しい価値とカタチの実現のため、骨格のみでスポーツカーに相応しい剛性を確保し操縦安定性と乗り心地を向上させている。

 その上、現行型コペンはユーザーの好みに合わせて選択可能な着脱可能な「ドレスフォーメーション」を採用。これはボディ外板を13個の樹脂パーツの集合体と考え、購入後でもユーザーの好みに合わせてデザインやカラー変更を可能とした画期的なシステムだ。

コペンは写真のように外板部品を交換可能だ。「外板を交換できる」と言うとマツダ「オートザム AZ-1」を思い出す方もいるのではないだろうか

 交換可能な樹脂パーツは、ボンネットフードをはじめ、トランクフード、フロント/リアバンパー、フロント/リアフェンダー、ロッカー、フューエルリッドの11部品。なお樹脂外板部品はボルト締め付け構造を採用しており、簡単に交換ができるのがコペンの最大の特徴だ。

 搭載するエンジンは最高出力64ps、最大トルク92Nmを発生する660cc DVVT付き直列3気筒DOHCターボの1種類で、ミッションは5速MTと7速スーパーアクティブシフト付CVTが組み合わされる。駆動方式はFFのみとなっている。ボディ外板のほか当時ダイハツ初となる燃料タンクにも樹脂製パーツを採用し、車両重量は850kg(ローブ)というスポーツカーに相応しいライトウェイトを実現している。

コペンエクスプレイはセロに対し直線基調のシルエットに変貌。内装デザインも変化している

 現行型コペンのグレード構成は2014年6月に登場した標準車の「ローブ」をはじめ、SUVテイスト漂う「エクスプレイ」を2014年11月に追加。そして2014年12月にはローブにビルシュタイン製ショックアブソーバー、レカロシートなどを装備した上級グレードの「ローブS」を追加している。

 続く2015年6月にはエクスプレイの上級グレードの「エクスプレイS」と初代コペンと同様丸目のヘッドライトを採用した「セロ」を追加。このセロとローブはドレスフォーメーションによって外板パーツが交換可能で、その費用は約35万円となっている。同年12月にはセロの上級グレードである「セロS」を追加した。

先代型のデザインイメージを継承したかのようなコペンセロ。エクスプレイがやや未来的なデザインなのに対し、こちらはふんわりレトロ感が漂う

 2018年12月には200台限定でコペンセロをベースとしたクーペを販売。CFRP製のハードトップを装着した本格クーペだったが即完売となった。そして2019年10月にコペン第4のモデルとなる「GRスポーツ」を追加。

軽自動車初のGRスポーツとなったコペン。GTカー的な安心感と操縦性を実現している

 このモデルは「意のままに操ることのできる気持ちのいい走り」を追求して、アンダーボディに補強材の追加や形状変化によるボディ剛性の向上をはじめ、サスペンションセッティングの最適化や空力を向上させるエアロパーツの装着によってしなやかな動きと安全性を向上させたモデルだ。それでは、最新のコペンの中古車事情を見てみよう。

■買い時の傾向は1~2月! コペンが狙うなら“ココ”を押さえよう!

 オートオークションにおける現行型コペンの中古車相場価格の変動を見てみると、3カ月前の2020年9月末の時点では約132万円で、2020年12月も約132万円と多少の上げ下げはあるもののほぼ横ばいとなっている。

 気温が下がる冬に向けてオープンカーのコペンの中古車相場の値動きは鈍い。しかし、多くのオープンカーは1~2月の最も寒い時期に底値を付けるケースが多いので、急いで買わないほうが得策だ。

 中古車でのグレード分布が人気を示していると言えるわけだが、最も流通台数が多いグレードは約195台のローブ。続いて多いのがセロの約100台。エクスプレイはローブSと同じ約43台とコペンの4つのカタログモデルの中で最も人気薄と言える。なおGRスポーツは約13台と少ないものの、新車価格が高いことと発売してからの期間が短いので人気薄とは言いにくい。

 また限定200台で販売されたコペンクーペも約8台流通しているが、中古車の価格帯は約270万~約310万円となっていて、248万4000円~250万5600円だった新車時価格を上回るプレミアム価格となっている。新車時に手に入れられなかった人は狙い目といえる。

 現行型コペンのほとんどのグレードが横ばいで推移しているなか、値落ちが目立つのが、エクスプレイ。中古車すべてが値落ちしているというわけではないが、在庫が長期に渡っているものだと約2カ月で最大20万円も値を下げた中古車も見つかる。このように大きな値落ちが目立つのがエクスプレイに集中しているので、現行型コペンを安く手に入れたいという人はエクスプレイが狙い目だ。

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 現行型コペンの中古車の価格帯は約90万~約250万円で、最も流通台数が多いローブが唯一100万円以下の中古車が出回っていて約90万~約199万円、エクスプレイは約108万~約175万円、セロが約117万~約199万円。そしてGRスポーツが約209万~約250万円となっている。

 価格帯を見てもエクスプレイの割安感が高いことがわかる。そして現行型コペンの中古車購入時のチェックポイントとしては、トラブルが多い電動開閉式のルーフの作動状況や雨漏りが挙げられる。なかでも雨漏りはトランクで発生するケースが多いのでジャッキが入っている部分などもしっかりチェックしたい。

 同じ軽オープンカーのホンダ「S660」と比べるとトランクスペースも確保され、実用性の高さも確保されているコペン。現在ならば全モデルの中古車が流通しているので、選び放題だ。

『ガチスポ』S660。純粋な走りの楽しさは一枚上手だが、積載量はコペンに及ばない。購入の際は自分にとってどういう方向性の車が最適なのか考えて、試乗してみてから決めるのが吉だ

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